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2015年5月に作成された記事

2015年5月13日 (水)

旬の写真

Anichosinki 私が電子カルテを導入したのは、比較的遅いと言えるかもしれない。2000年までに自分で医院のホームページを作成し公開し、奥行きが気になるブラウン管のモニターを使って、人体の解剖や疾患の説明を患者様に行っていた私からすれば、電子カルテの導入は確かに遅かったと言える。20155121

現在は、どこの外来診療に行かれても大きな液晶画面が並んでいると思うが、私の外来も同様で、電子カルテの画面と、心電図と連動したPCのモニターが並んでいる。電子カルテを導入する以前から、PCの待ち受け画面の写真には気を使ってきた。できる限り旬の写真で、心和むような物を選ぶことで、患者様の緊張感が少しでもほぐれ、また落ち着いた気持ちになっていただくためである。またスクリーンセーバーでは、ほぼその季節の写真が順次スライドショーで見られるようにセットしてある。20155124

紙カルテの時から、カルテ記入時などに患者様との会話が一時的に途切れ、間合いが出来たときなど、モニターに映し出される旬の写真の効果は感じていた。

「きれですね~」とか「和みますね~」と言う評価以外に、「これはどちらですか?」などの質問から少し雑談となって、緊張がほぐれ血圧が安定する、などと言った効果も実際にあった。20155122
電子カルテを導入してからは、旬の写真やスライドショーによるスクリーンセーバー機能は更に必要となった。基本ブラインドタッチで入力できる自分ではあるが、やはり確認のために、どうしてもモニター画面に目線が行く。更に両手でキーボードに向かうため、上半身は電子カルテのモニターに向かっており、首から上だけ患者様に向けることはかなり難しい。紙カルテの時は、記入する時間は要しても、目線は自由だったし、上半身は患者様に向いており、右手のみがカルテの上を動いていたから、そこまで患者様に間を取らせることはなかった。20155125
となれば、患者様が少しでも興味を持って見くれる、旬の写真は重要となってくる。手書きに比べれば圧倒的に入力が早いキーパッド入力であるが、それでも時間の間が空く。そんなときに上手な言葉が出なくても、旬の写真が一瞬の時間稼ぎをしてくれ、時に話が進む。20155123
今回は、最近使用した待ち受け画面写真を載せておく。ちなみに全てオリジナルです。

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2015年5月12日 (火)

学校検診における教師

Anichosinki 春のこの季節、学校検診で午後が更に忙しくなる。私の市の規模からすると小児科や内科医が比較的少ない事もあるが、小中学校4校に加えて、私立の高校からも校医を依頼されている。そして、この時期に、生徒の聴診による検診が一斉に行われるのである。

基本的に午後の空いた時間に、産業医活動や看護学校の講義、介護審査や各種会議にと出席している自分にとっては、かなりのヘビースケジュールとなる。どうしても重なる場合は、産業医先に時間変更を依頼して対処したり、会議など欠席を余儀なくされることもある。
と、忙しいこの時期を嘆くのでは無く、開業医としての風物詩の一つとして受け入れているのであるが、先日私立の高校の検診に出かけて感じることがあった。
検診を行う会議室に通されたのであるが、先生が誰もおらず、ついたての向こう側に、椅子が二つ置いてあり、横のテーブルには、生徒のクラス別の出席名簿が置いてあった。先生は生徒達を教室から誘導して数名ずつその部屋に案内するだけの役目のようであった。
確かに、それで事は足りる。しかし私は、すぐに校長に話しに行き、女性教師を一人立ち会うように依頼したのである。しばらくして女性教師が一人やって来たのだが、挨拶も会話も無く、少し離れた場所に椅子を置くと、黙って座って成り行きを見ている。
男子の次ぎに女子と各クラスやってくるのであるが、本人が自分から言わない場合、出席名簿を見ては、名前と出席番号を確認しなくてはならない。更に女子の聴診では、心音を聴診できるスペースはなんとか確保したいのだが、誰一人としてそんな準備や協力はしてくれない。下着はそのままで服の下から聴診器を入れて心音を聴くのであるが、準備に時間がかかり、更に緩めてくれないので、服が擦れる音などでまともに聴診も出来ない。
2クラス進んだところで、さすがに同席した女性教職員に、女子生徒への聴診を受けるための衣服の対処を促した。すると、その時会場にいた女子学生にだけ、「診やすいように」とひとこと言っただけ。次のクラスからは、また何も言わず、何も指導せず、結局私は、女子学生と向かい合ってから、「シャツの下から聴診器を入れるから、隙間を作って!ブラは外さなくて良いから・・・」と毎回指導して検診を続けたのである。
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学校検診とは言え、密室で女生徒を診るのであるから、今の時代、何を言われるか判らない。女性教師が立ち会うのは当たり前になっている。まず誰も付き添わずに始めようとした事も腹立たしかったのであるが、やって来た女性教師が、本当に傍観者になっているのには驚いた。少しでも、効率よく、検診が行えるように協力してもらえると思ったのだが・・・。
今どきの先生?と表現したくなる対応に、愕然としたのであった。
ちなみに、小中学校では教師も協力して、中学の高学年の女子への衣服の対応もできている。付け加えるなら、出席番号や名前の確認は教師が行ってくれて、実にスムーズに短時間で検診が行えている。この私立高校だけがそうなのだろうか?

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