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2016年5月26日 (木)

ユニフォーム

Coffee_cap  GWも終わり、梅雨の季節前。この季節、比較的外来は空いている。しかし、この時期は診療時間以外はめちゃくちゃ忙しくなる。いわゆる学校保健法に基づく学校検診の時期で、昼食を詰め込んですぐに学校に出向くことになる。また看護学校の講義も始まった。教える立場からは、毎年繰り返す同様の仕事であっても、新入生にしてみれば初めて経験する緊張の瞬間。新たな気持ちで教えるように努めているのである。20165262

私が教えに行っている看護学校には制服がある。と言っても何か行事が無い限り登校時の服装は自由で有り、新入生は1ヶ月の間着用が義務づけられている。何故新入生のみ、しかも一ヶ月間?と疑問に思って教務に尋ねると、看護学を学ぶのだという共通の思いを抱かせるためにそうしているのだそうだ。看護専門学校であり、制服は白衣か?と思われるが、実は黒いジャケットに、パンツ・スカートと言ったものである。

ところが、それが理由ではないだろうが、1ヶ月経って制服の規制がなくなり、私服になった途端に、教室はざわつく。私語も増えて、講義中につい大声で注意したくもなる。4月に講義が始まり、制服を着ている間は、間違いなく学ぶ姿勢だったが、私服となってからは、学ぶ姿勢を維持している子の数が減る。

講義や学校の雰囲気に慣れてきた・・・など多くの理由があるのだろうが、私には制服の効果も大きかったと思えてならない。20165263

ユニフォーム。一つの定まった形態、服装。それはともすれば隠れ蓑にもなり得るし、自己表現を抑制して個の長所を抑えてしまうかもしれない。また極端に考えれば、社会主義や帝国主義的に、一つの思想に支配され、洗脳につながるのかもしれない。しかし何かを目指し、何かを得、何かを生産するため努力する同じ仲間が、同じ方向性を保ち環境を保ち、そして意識を共有するためには、ユニフォームは大切なはずである。

私はたった一ヶ月間ではあるが、制服で講義を聴いてくれる看護学生には、間違いなく熱弁をふるっている気がしている。

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