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2006年4月

2006年4月28日 (金)

錦灯台(三重県)

Botantoudai_6 はじめの記事にも書いていますが、整備された灯台や有名な灯台を除き、ほとんどの灯台は、道すらもない、一般の地図にも載っていない物が多いのです。そんな灯台を目指すときに、現場へ行ってからの判断で、岬や山のどちら側からアプローチするなどのルートを考えたり、時に灯台が見えていないと、東経と緯度が頼りで向かうこともあります。04年の6月に訪れた錦灯台は、見えているのに近づけなかった灯台の一つです。03_rj

三重県の南紀へ向かう道の途中、キャンプなどで有名な孫太郎という場所があり、そこから少し入り江に沿って入った場所に錦灯台はあります。車内からその姿が少し見えるため、ルートを探しましたが、見つからず、とりあえず対岸まで車を進め、一度その姿をカメラに収め、そしてもう一度戻って後ろ側から撮影しました。灯台の、その場所まで行くことを目的にしている自分としては、森の中に飛び込んで方向だけを頼りに進んでみたい気持ちでしたが、20_rj_1 かなり木々は深く、その日は装備も手薄であり、断念して帰途につきました。幸いこの日は、もう一カ所島勝灯台をめざし、たどり着けたので悔しさは半分で済みました。

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野間埼灯台(愛知県)

Botantoudai_5  知多半島は、現在では中部国際空港などで知られているが、三重県からも近く、若い頃からよく訪れる場所であった。この野間埼灯台にも何度か来た記憶があるが、こうして灯台だけを目当てに来たことはなく、改めて歴史と、その姿に感動した。ここはいわゆる整備灯台に属しており、車で側まで行けるだけでなく、案内板などもある。

2004年4月の夜明け前に向かった。自宅からはこの時間だと1時間くらいで着く。ちょうど到着した頃夜が明けてきた。07_rj_1 まだ肌寒かったが天気も良く、青空に変わっていく空を見ながら、しばらく海岸で過ごしてしまった。思えば、大学生時代には、よくこの海岸に来たものだった。誰もいない海岸で、久しぶりに若かった頃を思い出して、一人感情の高ぶりを味わっていた。

0019 この時はまだ、セントレア(中部国際空港)は開港しておらず、帰りも1時間くらいで自宅に戻った。日曜早朝の心地よいドライブであった。

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立石岬灯台(福井県)

Botantoudai_3 私が住む三重県北西部から福井県は意外と近い。滋賀県の琵琶湖東を通り抜ける形で福井県まで2時間で入ることができる。夏には若狭湾に海水浴に来たこともある。この日訪れた立石岬灯台は、あまり知られていないがユニークなその姿の設計など福井県としても貴重な灯台となっている。Photo_2

2005年の5月、土曜日の午後の診療が休みの日に、お昼過ぎから出かけた。敦賀半島近くには午後3時頃には着いており、それから敦賀半島の先端に位置する立石岬を目指した。周囲は原子力発電所などがあり、道は整っている。右手に海を見ながらのドライブで季節もよく、気持ちが良かった。立石は道の終点でもあり、海水浴場の奥に漁港があり、その一角に車を停めた。民家の間から岬に登れそうと感じつつ歩き出すと、ちゃんと立石岬灯台の案内看板が出ていた。しかし観光地という感じではない。

岬へ登る道は一部急なところもあるが、15分くらいだろうか。それでも少し汗をかきながら登り切ると、ショートケーキを連想させる灯台が現れる。こんな低い建物で良いのかな?と心配したくなるが、周囲に障害物がなければ、岬は登ってきた感じ以上に高く、十分その光は海上に届きそうだ。

帰りに岬を下っていると、年配の夫婦が登って来た。短い挨拶だけだったが、すれ違った後、ご主人が「灯台の写真を撮ってきたんだろうね・・」と話されているのを聞いて、少し照2edtateishimisaki04 れくさく感じた。

帰りに半島の反対側にある灯台を確認するつもりで回ってみたが、どうやら美浜原発敷地内?なのか、アプローチは難しそうに感じた。夜8時過ぎには自宅に戻った。

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2006年4月26日 (水)

鎧埼灯台(三重県)

Botantoudai_1 私が、目的を持って初めて灯台を訪れたのは、2004年2月1日でした。晴天の日曜日を迎えることがわかっていたため、三重県の志摩半島にある灯台の一つを選びました。大王崎灯台や安乗灯台など有名な灯台は避けて、日の出が見える灯台と言うことで、この鎧埼灯台を選びました。

自宅から車で普通なら2時間くらいでしょうが、この日は午前4時過ぎに走ったため?1時間以内で到着し、夜明けまで真冬の中待っていました。灯台へ向かい海岸線に出ると、多くのカメラマンが海岸線でカメラを構えており驚きましたが、みなさん朝日の写真目当て。灯台へ向かったのは自分だけでした^^v 

ところが、少々困ったのが構図でした。頭の中では、日の出を背景に灯台の写真を撮りたかったのですが、恥ずかしいことに、デジタル一眼を使い込んでおらず、35mmでのイメPhoto_4 ージでいたら、画角の違いに思い知らされました。そのうえ灯台の後ろ(つまり陸地側)は行き止まりになっていて、結局背景に日の出を入れるどころか、海さえ入りませんでした。右の写真がそれです。(この後17mmのデジタル用の広角をすぐに入手しました)

日の出を背景にできなかったので、ついでに灯台の位置から日の出を撮ってみました。これまで日の出を撮影したことなどなく、海面からその姿を現し、海面から離れるまでの数 秒間の戦いであることを、この時本当に理解しました。当然多くのカメラマンが海面に近い位置での撮影であり、夜が明けきって、灯台の方から降りてきた私を不思議そうに見ていたのが印象的でした。

Photo_1 初めての灯台への訪れは、大いに興味を増やしてくれました。同時にしばらくぶりに行った写真撮影というものに目覚め、特にデジタルの特性やテクニックの勉強の意欲が高まりました。

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灯台にある物とは・・・?

Botantoudai ほとんどの方がイメージする灯台は、海岸線に、あるいは岬に立つ白亜の塔状の建物ではないでしょうか。そして海に向かって光を放つ姿を陸地からも見ることができるイメージだと思います。しかし整備された有名な灯台はそうですが、ほとんどの灯台は岬の木々に囲まれて、海からしか確認できなかったり、しかも岬そのものに道(あえて道路と言いましょう)がなく、当然灯台に行くには斜面を登ったり、木々の間をくぐり抜けたり、時には断崖絶壁の上や下を通らなくてはならないのです。058041_1 2005年夏に訪れた 兵庫県の日本海側にある貓埼灯台では、日本海に突き出した岬そのものは海岸線から見るとそれほど大きくないのですが、岬の森を木々をかき分け、草木をはらいながら進み、往復で3時間近くかかりました。

そんなに大変なおもいをして訪れる灯台にはいったい何があるのか。前の記事でも書きましたが、それが自分の趣味と言うか、自分に合っているからと言うのは確かですが、そうやって訪れたときに私は、灯台に人の香りを感じるのです。すこしキザかもしれませんが、それまで自然の木々の中を、時には海岸線を進んでたどり着いた灯台のスペースには、人の香りがあるのです。現在日本の灯台は全て自動化され、いわゆる灯台守という人はいません。ですから誰かがそこを通ったと言う意味での人の香りではありません。自然の中で風雨に耐え、夜には光を灯す灯台は、まさしく人が船舶の安全を 考えて、人のために造った物であり、そこに人の香りを感じてしまうのです。登山道や進む道もはっきり 058034_1 しない木々や断崖を進んで、自然の力に圧倒されそうになりながら灯台を目指す私は、その白い建物を見つけると、その場所に人のたくましさを感じ、なぜか安心するのです。

左の写真が貓埼灯台です。けっして陸地側からでは見えない岬(上右写真)の先端の崖の下にあります。

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灯台巡りへの経緯

Botantoudai_2 まずは、自己紹介を兼ねて、どうして私が灯台を訪れるようになったのかを、お話しさせていただきます。

私の趣味は?と尋ねられると、ドライブ、つまり車の運転と答えると思います。車が好きと言うよりも、運転そのものが好きなのかもしれません。申し遅れましたが、私は現在開業医をしている医師です。数年前に父の後を継いで開業医となりましたが、それまでは各地の病院で勤務医として勤めていました。大学時代から車は好きでしたが、Ep71_1 その時も、そして医師になってからも特別な活動はしていませんでした。ただ、昔からF1のレースよりはWRCのラリーの方に興味を持っていました。グラベル(土の道)で土煙をあげながら疾走する姿、そしてそれを操ることに憧れていたのでしょう。ところがある日、友人の整形外科医からダートトライアルを見に来ないか?と言われたのです。 最初はよくわかりませんでしたが、簡単に言えば土の道での自動車レースで、ある意 味ラリーの入門編みたいな物です。一度出かけてトリコになりました。使用する車は市販車ベースで(結局私はスターレットでした)、エンジンもノーマル。ただ足回りや安全のための装備のみ。金銭的にも可能であり、休日を利用してのその競技に徐々にはまっていました。しかし、開業医となってからは、歳のせいもありますが、徐々に参加できる機会も減り、心残りでしたが、ダートトライアルを諦めることにしたのが2002年でした。でも運転そのものはやはり好きであり、暇があるとただ走りに出かけてしまいます。

私は、写真を趣味とは思っていませんが、学生時代にはアルバム委員もしており、また一眼レフカメラをある程度自由に扱い、いくつかのお気に入りの写真を伸ばして壁に飾った経験もあります。しかし、一つの写真を撮るのにこだわることはなく、ただ、その時のその状況で良い写真を撮るという程度のものでした。ですから銀塩写真の一眼レフを持ってはいましたが、Simakatu_1 使用頻度はかなり少なかったです。そんな時、デジタルカメラが登場し、更に2003年には比較的入手しやすいデジタル一眼レフも発売されました。すぐに銀塩一眼レフを手放し、デジタル一眼に乗り換えました。何よりもその扱いやすさに満足しつつ、更にパソコンは人並み以上に使い込んでいましたから、その自由に加工できるおもしろさにはまっていった様な気がします。銀塩写真の知識は持っていましたから、その知識がそのままデジタルに応用できたことも嬉しかったです。

さて、趣味の話ばかりしてきましたが、私は、とにかく体を動かすことが好きです。朝のジョギングも楽しんでいますし、テニスやスキーもします。また山に行くことも好きで、 登山と言うほどではありませんが、山歩きも好きです。こんな私が、満足する一つのことが灯台巡りなのです。まず、灯台の位置を地図で調べ、そこまでの道を調べる。そして大好きな運転をして目的地まで移動する。(参考までに言いますが、灯台の多くは整備されておらず、岬や半島の山頂などにあるため、一般の方がご存じのような整備灯台の様に車でその場所まで行けると言うことはありません)そこから灯台まで山歩きです。時に片道一時間くらいの山登りとなります。そして灯台にたどり着くと、お気に入りの写真を撮る。下山後再び運転して自宅に戻る。その後パソコンを駆使してお気に入りの灯台の写真に仕上げる。

つまり、灯台巡りは私の求めていたエッセンスが全て詰まった行為なのです。ですから徐々にはまっていったのでしょう。

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