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2006年4月26日 (水)

灯台にある物とは・・・?

Botantoudai ほとんどの方がイメージする灯台は、海岸線に、あるいは岬に立つ白亜の塔状の建物ではないでしょうか。そして海に向かって光を放つ姿を陸地からも見ることができるイメージだと思います。しかし整備された有名な灯台はそうですが、ほとんどの灯台は岬の木々に囲まれて、海からしか確認できなかったり、しかも岬そのものに道(あえて道路と言いましょう)がなく、当然灯台に行くには斜面を登ったり、木々の間をくぐり抜けたり、時には断崖絶壁の上や下を通らなくてはならないのです。058041_1 2005年夏に訪れた 兵庫県の日本海側にある貓埼灯台では、日本海に突き出した岬そのものは海岸線から見るとそれほど大きくないのですが、岬の森を木々をかき分け、草木をはらいながら進み、往復で3時間近くかかりました。

そんなに大変なおもいをして訪れる灯台にはいったい何があるのか。前の記事でも書きましたが、それが自分の趣味と言うか、自分に合っているからと言うのは確かですが、そうやって訪れたときに私は、灯台に人の香りを感じるのです。すこしキザかもしれませんが、それまで自然の木々の中を、時には海岸線を進んでたどり着いた灯台のスペースには、人の香りがあるのです。現在日本の灯台は全て自動化され、いわゆる灯台守という人はいません。ですから誰かがそこを通ったと言う意味での人の香りではありません。自然の中で風雨に耐え、夜には光を灯す灯台は、まさしく人が船舶の安全を 考えて、人のために造った物であり、そこに人の香りを感じてしまうのです。登山道や進む道もはっきり 058034_1 しない木々や断崖を進んで、自然の力に圧倒されそうになりながら灯台を目指す私は、その白い建物を見つけると、その場所に人のたくましさを感じ、なぜか安心するのです。

左の写真が貓埼灯台です。けっして陸地側からでは見えない岬(上右写真)の先端の崖の下にあります。

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