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2006年5月 7日 (日)

立馬埼灯台(愛知県)

Botantoudai_10 愛知県の渥美半島の灯台と言えば伊良湖岬の先に立つ灯台は有名である。サーファーも多く、観光客も多く、また伊勢志摩との海路の港でもある。今回訪れたのは、同じく渥美半島の先端にあるが、北側(つまり内陸側)に位置する立馬埼灯台である。こちらは全く観光の雰囲気はなく、工場なども多く、更に灯台の近くは火力発電所があり、ほとんど訪れる人はいない。

私がここを訪ねたのは、2005年の4月のことだった。土曜の午後から時間ができ、地図を見て行くことを思い立った。午後4時頃には近くに着いていたが、そこからが大変な苦労。実は国土地理院作成発行の地図は、灯台の位置は正確でも、道路地図としては実用的ではない。しかし岬や山の中で灯台を探すのは、この地図の方が便利なのである。この日もこの地図を見て出かけたため、灯台まで海岸線沿いに行ける道があるのを知らずに、直線的に近いルートを考え、火力発電所の近くの方から徒歩で向かったのだ。後で思えば、なぜもう少し車でルートを探さなかったのか後悔だが、Photo_5 進み出した以上仕方ない。ところがそこは平地とは言え、火力発電所の管理区域で、人の胸くらいまである草木やツタが一面続いている。その上、不法投棄された電化製品なども所々に転がっている。直線でなら300メートルくらいなのだろうが、一時間近くかけて進んだ。ようやく海が近づき草木の背が低くなったところで、灯台の姿を見つけてたどり着いた。車を停めた位置からだいぶ弧を描いて進んでいたらしく、帰りも同じく草木の中を戻ったが早くに着けた。車に乗ってから一度北東を回って海岸線に出て、細いが車が通れる道を進んで、再び灯台近くに来られることがわかったときには、「あの苦労は何だったんだ?」と笑いがこみ上げてきた。今でも、この時草木の汁が着いた、カーキ色のズボンを見ると、この灯台を思い出してしまう。

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コメント

検索 「私の灯台」 から訪問させていただきました。
初めまして、葡萄舎人と申します。 今年に入ってから灯台めぐりを始めた駆け出し者です。
近くには、角島、蓋井島、六連島、台場鼻、部埼といった歴史的な灯台も多いのですが、ふるさと ・ 北浦 (山口県の日本海側) の灯台めぐりを並行して、苦しんで、楽しんでいます。
海保の分類では 「沿岸小型」 に属する灯台たちです。
地元の人からは 「猪が出るゾ」 と脅されながら、あるかないかの道をたどり、燈台の敷地でしばし佇んで、灯塔の壁を撫でて叩いて帰って来る。 その繰り返しです。
ヒデ先生の訪問記を拝読して、時間と場所は異なっても似たようなことをしている方がいらっしゃる! と、とても嬉しくなりました。
灯台ファンになるのが遅きに失しましたが、車に積んだ寝袋、毛布とともに、一基、また一基と、灯台めぐりを続けて行きたいと思っています。
ヒデ先生に、灯台との嬉しい対面が数多くありますように。

投稿: 葡萄舎人 | 2006年5月 8日 (月) 15時13分

ヒデ先生、いつの間にブログを・・・
遅ればせながらレスさせて頂きます。

また色々教えて下さいね~。

自分は6月11日~12日に伊豆の灯台を巡ってきます。
メインは神子元島灯台です。
ご一緒にいかが?・・・って無理ですよね^^

投稿: 玉助 | 2006年5月 9日 (火) 13時12分

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