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2006年6月 5日 (月)

鉄道ファンにまぎれて(余部鉄橋)

Botanomake_3 灯台を訪れて、その姿をカメラに収めるという行為を行う時、私は完全にアマチュアカメラマンになりきっている。如何にお気に入りの一枚を残すか・・・ そのための構図を考え、露出を考え、イメージを膨らませてフィルターなどを選ぶ。とは言っても、良い写真を撮るための訪問ではないので、時間や天気を気にすることは少ない。勿論、チャンスがあれば朝夕を狙ったりと、できる限り良い写真を撮りたいと思う・・。

灯台以外にも被写体として興味を持っているものはたくさんある。お気に入りは緑の景色や花の近接像であるが、2005年夏に余部灯台を訪ねた後に、有名な余部鉄橋に立ち寄って、カメラに収めた。(写真右上)ネットで見ると、その姿が見られる最後の夏かも知れないと書いてあったことも、理由の一つだった。02_7余部灯台をはじめ、それまで観光客にほとんど出会わなかったが、さすがに鉄橋近くには人が多かった。

しばらく、鉄橋を海岸線から眺めていると、ある事に気がついた。それは、おそらく鉄道ファンであろう人たちは、列車で訪れるからなのか、高台にある駅の方から現れる。おそらく列車時刻なども調べてあり、じっくりと時間をかけて過ごすのであろうが、行動がゆっくりしている。それに比べ、私をはじめ観光気分の者は、車で現れ、写真を撮り、数分の滞在で去っていくのである。

それでも写真を撮るとなると、私は灯台と同じで構図などに欲が出てくる。ほとんどの観光客は鉄橋の下や海岸近くから写真を撮っていたが、それでは満足できない。海岸線や入り江の雰囲気、そして鉄橋や山々が収まるように、是非とも全景を狙いたい。そこで左手の岬の下を海側に向かって歩いた。ふと気がつくと数名が私の後ろに続いてこの場所にやって来た。結局私を含めて6名が、少し海側に進んだ岬から突き出たこの場所でカメラを構えた。数枚の写真を撮り終え、車に戻ることにしたが、他の者達は撮影を終えていないのか、まだ移動する様子はなかった。05 (写真左)

車に戻り、次の灯台へ向かうべく余部を後にした。道は海とは逆の方向に進むため、バックミラーで鉄橋が見える。少し山側に進んだところで、「山側から見る鉄橋の写真も撮っておこう!」と思い立ち、車を停め、田園の真ん中くらいから海側に向かって鉄橋を狙った。

その時だった。ディーゼルのエンジン音と共に鉄橋に伝わる低速の走行音が山間で響き、特急列車らしき姿が鉄橋に現れた。もちろんその姿をカメラに収めたが、先ほど狙っていた鉄道ファンであろうカメラマンは、04_1この列車の通過時間を知っていて狙い続けていたのだと気がついた。 (写真右下)

おそらく、あの場所にいた鉄道ファンの人たちは、列車通過を待たずに、早々に去っていく私を不思議に思っていたかも知れない。しかし、灯台を巡っている自分が、曇り空ではあったが、運良く特急列車が鉄橋を通過するタイミングで写真が撮れたことを、ラッキーと思わずにはいられなかった。

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