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2007年4月

2007年4月30日 (月)

羽根埼灯台(高知県)

Botantoudai_52 Hanesaki1室戸岬を訪ねた後に、ここ羽根埼(はねさき)を訪ねることにした。阿土山地の 一部であるこの一帯は、海岸線を車で移動しているとよくわかるが、海側から突然隆起したような険しい崖を形成して山となっている。(実際には没したのかも知れないが) 室戸方面から55号線を高知方面へ北上していくと、海岸線から盛り上がった岬の上に白い建物として灯台が確認できる。

Hanesaki4地図に従ってやってくると、海岸線の道路から頭上に位置していた。急な崖で、灯台の姿すら見えない。とてもここを登る気にはなれないので、登れそうな所を探して室戸側に戻った。55号線から細い道に入った所から、急な斜面にジグザグに道が付いているのを見つけ、そこを登り始めたのだが、最初は土の道、途中から落ち葉の積もった山道となり、だんだん心細くなる中、最後は山道の形すら消えていた(写真左上)

それでもしばらく登り続けると、急に平地となり、岬に上がれたことはわかった。背の高い草木を払いのけて灯台の立つ方向に向かうと、急に視界が開けて、しかも細いが舗装しHanesaki2てある道があった。かなり離れたところから回り込んで複雑に繋がっている道なのだろうが、そのルートを来るよりは、登った方が早そうだと感じ、後悔はなかった。道は一件の小さな小屋で終わっていた。その先に灯台があることは見当が付いた。

背の高い草の間から灯台の姿が見えた。その向こうに海が広がり、まだ東に低い日差しを逆光で浴びていた。(写真左下)殺風景と表現しても許されるような灯台だった。灯台の立つ敷地内は舗装されていて、海側の入り口には名称を刻んだ門もあった。門の近くから灯台を見ると、青い空が背景となり、印象は少し変わる。その姿から、夜になれば光の筋が放たれている光景を想像することはできた。(写真右下)しかしやはり殺風景に感じる。Hanesaki3_1

長方形の建物に組み込まれているような灯光部、そして黒ずんで汚れの目立つ壁、周囲 の背の高い草などが、私に殺風景と感じさせているのであろう。しかし夜には、ここから21海里(39キロ)にわたって土佐湾を航行する船舶の指標となる灯台である。私が殺風景と感じていることなど、灯台は気にもしていないことを同時に感じた。

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2007年4月 6日 (金)

唐ノ浜灯台(高知県)

1_10Botantoudai_51 2007年の2月予定していた室戸岬での朝日に間に合わなかった時、この唐ノ浜海岸で朝日を迎えた。室戸岬灯台の記事にも書いたが、室戸岬から西に数キ ロ離れた海岸で、南西を向いて浜が広がる。朝日は当然東方向にある山から登った。朝日を背景に室戸岬灯台の撮影が出来ず残念だったのだが、冬の唐ノ浜で迎えた夜明けは、張りつめた冷めたい空気の中、波音も遠くに聞こえ、人の姿もなく、太陽が昇ってくる動き以外全てが止まっているように感じた。

4唐ノ浜灯台は、55号線、通称土佐浜街道沿いの松林の中に立っている。灯台に興味を持つ者であれば、その姿を見落とすことはないのだが、細長いその姿は目立たない。比較的背の高い防波堤があるため、海岸側から灯台へ自由には行き来できない。このときも海岸側から近づき、結局飛びつける位置から防波堤をよじ登った。松林の中は、まだ薄暗く、人の出入りの痕跡もなく少し不気味だった。 引き潮の時間だったのかもしれないが、砂浜は波打ち際まで奥域が深く、石から徐々に砂に変わって続いている。

2_7夜が明ける時間帯をこの唐ノ浜で過ごしたが、室戸岬で考えていたような日の出を見ることが叶わなかったが、東の山から日が昇ってくると、既に青空となっている上空までの朝日とのグラデュエーションがきれいで3_4あった、朝日を見届けてから車に乗り込み、室戸岬を目指して移動を始めたが、日の出を室戸岬で迎えられなかった後悔は、少なくとも室戸岬にたどり着くまでの間、完全に頭の中から消えていた。

 

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