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2007年7月14日 (土)

三木埼灯台(三重県)

Botantoudai_56 予定していた伊豆の灯台巡りが都合で中止となり、灯台巡りの先輩から誘わ れた舞鶴へのお出かけは仕事で行けず、7月の最初の日曜日だけ時間が空いた。そこで早朝に自宅を出て、三重県の尾鷲の南にある三木埼に立つ灯台(写真左上)を目指すこと にした。(右上goo地図より)Mikisakitizu

Mikisaki2三木埼はリアス式海岸の入り組んだ埼の一部で、東西、南北に3km程度の岬である。朝6時に自宅を出て、飛ばしたつもりはなかったのだが、車で入れる最終ポイントに8時過ぎには到着した。ここからは山歩きとなる。蒸し暑い日で、青空も一部見えるが濃い雲も広がっていた。いつもの装備を身につけ、カメラ機材を背負って、熊鈴まで付いた杖を持って山に踏み込んだ。山道は整備されていて、まったく迷うことはない。一般公開も行われている灯台であり、ルートの整備もされているに違いないと言う確信があったのも事実である。Mikisaki6

青緑と表したい色のシダが覆い茂る山道だが、不思議と地面には茶色の枯れ葉が積もっている。 下を見ながら歩いていると、季節を間違いそうだ。(写真右中) 半時間ほどで案内表示がある分岐に出る。そこを案内Mikisaki4 に従い右へ進むとやがて海に近づいた形で下り坂となり、その途中に灯台の姿が見えてくる。正確には、灯台の敷地内に立てられたソーラー発電が先に目に入る。その奥に灯台の姿が見えるが、裏口から入ったような、何か違和感を感じる。近づいてわかったが、本当の灯台への入り口はもう少し斜面の下にあり、そこに三木埼灯台と書かれた門も構えていた。おそらく以前の出入り近くの斜面が崩れたため、現在の場所を利用するようになったのであろう。(写真左中は使われていない門から見た灯台)

急に思い立って訪ねた三木埼灯台であるが、昭和3年から石油を利用して点灯した灯台であり、熊野灘を行き来する船舶にとって重要な灯台である。もっと早くに足を運んでいても不思議ではなかった。言い訳となるが、三重県は縦南北に長く、尾鷲や熊野へ出向くには意外と時間がかかる。更にリアス式海岸であり、埼や岬の山歩きをしないと灯台にたどり着くのは難しい。そんな意味で南紀から和歌山県の灯台は訪ねにくいのである。蛇足に なるが、成田空港からあらゆる手段で各地を訪ねるとき、最も時間がかかる場所の一つが南紀だそうだ。

Mikisaki3ソーラー発電(写真左下)の装置と灯台の間にコンクリートで固められた敷地がある。灯台の姿をカメ ラに納めた後、そこでしばらく過ごした。霞んだ海が眼下に見えるが、海の音は全く聞こえない。水面から150メートルの位置Mikisaki1だ。いつも灯台を訪ねると、しばらくそこでたたずみ、そして船舶から見る灯台の光を思い浮かべる。海にまったくつながりのない自分であるが、その時だけは海の男になる。入り組んだこの地形の中で放たれる三木埼灯台の光を自分なりに感じてから灯台を後にした。(写真右下)

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コメント

三木埼灯台の記事拝見しました、近日中に行く予定ですが人によっては片道40分くらいかかるようです。道中危険はないが、途中に分かりにくいところもあり難所ですね。
他の方の画像を見ても全て灯台の裏側しか撮影できない環境のようですが?
よくよく見ると、灯台正面側は谷底側で撮影の足場もないようですが。
当方大阪から🚗で行く予定ですが片道4時間、日帰りの為ここしか行けないようです。

投稿: 福田 榮一 | 2018年4月 1日 (日) 17時29分

コメントありがとうございます。
ずいぶん古い記事ですので、その後多少は変わったかもしれません。山道は迷うことは、ありませんが、山道への入り口はわかりにくいかもしれません。灯台近くの古い門への道は、私が行ったときには崩れて通れずショートカットした形で灯台に近づきました。
ご指摘のように、裏側は進入禁止のフェンス(低ければ超えていくのですが・・・)があり、やや右横後方くらいからの写真しか狙えないと思います。
それから、灯台巡りの先輩から以前に、夏から秋は熊が出るよ、と言われました。最近の情報は知らないですが、私は初夏に行ったのですが、くれぐれもお気をつけて!

投稿: hide | 2018年4月 1日 (日) 20時54分

返信ありがとうございます、シカが出るとは聞いていたのですがクマの件はビックリですね!気を付けて行きます。(o^-^o)

投稿: 福田 榮一 | 2018年4月 1日 (日) 21時37分

おはようございます!昨日行ってきました、大阪側からはR311の盛松トンネル(連続して2つある)手前に灯台への進入路。
いきなり通行止めの看板、急遽尾鷲市役所に☎で尋ねたらトンネルを越えた向こう側にも進入路ありますと教えていただきました。こちらは灯台入り口まで完全舗装路でしたよ。
登山路の方は最近でしょうか?分岐の看板辺りから赤いリボンがところどころ結び付けられ助かりました。有人時代は職員の方たちの苦労が思い浮かびますね、観光地化された灯台とは違った意味で味のある灯台でした。

投稿: 福田 榮一 | 2018年4月 4日 (水) 08時22分

天気も良く、最高の灯台訪問だったのでしょうね。
いつも思いますが、その時生じるアクシデントや、その時だけの景観、自分の心の状況。全てが灯台巡りと合体して、大切な思い出となりますよね。たかが灯台巡り、でも自然に認められた灯台の景観を尋ねる歓びは、好きな者にしかわからないですよね。
少しでも、ブログが参考になったのなら幸いです。

投稿: hide | 2018年4月 4日 (水) 09時59分

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