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2007年9月20日 (木)

雄島灯台(福井県)

Botantoudai 私の住む東海地方が、ぐずついた天気だった土曜日の午後、日本海側は晴Oshima5 れていると知って、午後から福井県の雄島灯台(写真右上)を目指した。夕日を期待したわけではないが、それなりの夕焼けをどこか願っていたが、台風が中国や韓国方面へ進んでいたため、夕焼けと言うわけにはいかなかった。

雄島は、有名な東尋坊のすぐ近くである。もう少し北上すると石川県に入る。東海地方に住む私は、何度か訪ねたことがあるこの地であるが、その記憶は古く、むしろ最近訪ねた石川県の加佐岬の印象が強く、周囲の景観は似ているように感じた。雄島へは、朱に塗られた橋を渡って渡る。Oshima1(写真左上) もともと神社として雄島は信仰されている島であり、橋を渡ると鳥居が立ち、島の入り口左手に神社がある。以前から『おまけ話』のブログ記事にも書いてきたが、灯台の近くに本当に神社は多いと感じつつ、橋を渡った。http://toodai.cocolog-nifty.com/toodai/2007/02/post_5b97.html

橋を渡り鳥居をくぐった正面に森の中に続く階段があるが、そこを登って左右から島を巡Oshima3 る道となり、真っ直ぐ行くと灯台に向かう。もちろん左右とも島を廻って灯台にはつながっているが、まずは真っ直ぐに灯台に向かった。もう少し距離があるのかと思ったが、すぐに灯台に着く。灯台に着いてまず残念に感じたのが、灯台の背後は木々に囲まれているため海を背景に撮影するのは難しそうであると言うことであった。結局歩いてきた道で、灯台のすぐ後ろから広角で海を入れるより他に海を背景に撮影するのは難しそうであった。空が赤くなることを祈って、まずは灯台の周囲を巡り、いろんな角度から写真を撮った。(写真右2番目)

Osimatoudai6 やがて6時近くになり、徐々に日が傾き始めたが、同時にしっかりと西の方には雲が広がってきた。青空も見えるのに、色の黒い低い雲が西南から広がっていた。(写真左2番目)どうやら夕焼け空は難しいなと思いつつ、最初に決めた灯台の背後に回った。やはり夕焼けと言うより雲間からこぼれる夕日程度でしかなかった。その上、枯れ木や電線が視界には入る。(写真右3番目)夕焼けではなかったため、突然周囲が暗くなり始めた。しかし頭上にはまだ青空も残っており、灯台もまだ点灯されOshima4 ていない。もう少し暗くなるまで留まろうかと悩んでいると、大きなスズメバチが私の周りでブンブンと飛び始めた。虫除けスプレーをしてきて、蚊の攻撃からは避けられていたが、スズメバチは別だ。あっさりと撤退を決意して、逃げるように島の入り口、鳥居の所まで戻った。

これから釣りを楽しむという人たちが何人か橋の周囲にいたが、島の中へ向かう人はいない。信仰の厚い島だけに、夜は踏み込むのは遠慮しないと、などと自分なりの言い訳を考えて、帰途につくことにした。

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