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2007年11月 7日 (水)

野島埼灯台(千葉県)

Botantoudai 日本で二番目に作られ、明治2年に点灯された歴史ある洋式灯台(写真右上)として有名な野島埼灯台であるが、私がこの日に訪ねた灯台の中で、ある意味Nojimasaki2で期待を裏切られた灯台だった気がする。そんなことを書くと、灯台を真に愛する人や地元の方からお叱 りを受けるかも知れないので、言い訳を含めてこのブログを書くことにした。

Nojimasaki1 館山から出発し、房総半島先端の灯台を巡る旅の一つとして、この野島埼灯台を訪ねた。灯台が遠くに見える地点で、一度車を止めて景色を楽しむことにした(写真左上)。灯台の前方に海原が広がり、遙か太平洋上から東京湾を目指すとき重要な指標となる灯台であることは容易に想像され、地理的重要さがよく理解できた。波が押し寄せては、白く砕ける岩肌が眩しく感じられる海岸線が続き、その向こうに立つ白い灯台の姿は、自然の中、雨風に耐えて投光し続ける姿を連想させた。そして今からその灯台を訪ねるのだと思うと、心がときめいた。

浮かれ気分で灯台に近づいた自分であったが、周囲の飲食店や土産屋、そしてたくさん の車やバイク、そして人が私を驚かせた。晴天の日曜日と言うこともあるだろうが、灯台巡りでこれほどの人に出会ったのNojimasaki3は、同じく日曜日に訪ねた島根県の日御埼灯台以来である。車を停め、灯台に向かって歩き始めた自分の前には、年輩の男女の団体が 大きな声で話しながら歩いていた。『灯台は、少ないから観光地になるんだ』などと、わからないことを言っているのに、まずは肩を落とした。灯台をゆっくり見上げ、カメラに納めてていると、突然背後から大声を出され驚いた。『どうだい?見晴らし良いか~』 なんと、灯台に登っている知人に向かって下から叫んでいるのであった。ここ野島埼灯台は登れる灯台である。『お~、おまえも上がって来いよ~』

Nojimasaki6上と下からの大声のやりとりを聞き続ける気にもならず、私もお金を払って灯台に登ることにした。さすがに、水面高38mの高さからの眺めは良かった。(写真右中・左中)灯台好きのはしくれである自分としては、すぐ上にある照射灯を見たいのだが残念ながら見えない。しかたなく腕を伸ばし、カメラをその方向に向けて写真を撮った(写真右下)。

Nojimasaki4下に降りた私は、灯台資料館を見学し、その後周囲をゆっくりと散策した。芝生も整備さ れ気持ちの良い場所で、カップルや家族連れで賑わっていた。しかし私が思い描いていた、と言うか理想とする灯台周囲の景観とは少し異なっていた。何度か振り向いて、灯台の姿をカメラに納めたが、残念ながらお気に入りの一枚とはならない。しかも、いつも展望に人の姿が写ってしまった。(写真左下)

Nojimasaki5 私が灯台を巡り始めたのは、自然の中でたたずむ灯台の姿に、逆に人の香りを感じたことがきっかけである。したがって観光地化され、多くの人の中に存在する灯台に、私が感じた人の香りを求めることは、難しいことなのかも知れない。とは言え、歴史ある灯台を、灯台マニアの一人として十分に感じることはでき、期待していたものとは異なってもその存在感は十分に味わった。願わくば、次回は人気の少ないときに、大声を出されないように訪ねてみたい。(おまけ話の最初に、灯台を巡るようになった理由を書いていますので、納得されない方は、こちらでご勘弁を)http://toodai.cocolog-nifty.com/toodai/2006/04/post_255f.html

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コメント

・布良鼻灯台(館山市)
・館山港沖ノ島灯台(館山市)

千葉海上保安部HPより
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/chiba/anzen/04kourohyousiki/200901merabanahaisi.htm

自分は一度も訪ねた事の無い灯台でした。無念です。

投稿: 玉助 | 2009年1月17日 (土) 16時14分

なんか、玉助さんなら全て巡られたような感じですが、
考えてみたら、そうは行きませんよね~eye
館山市は個人的には好きな町です。よかったら是非
訪ねてみて下さい。

投稿: ヒデ先生 | 2009年1月18日 (日) 08時01分

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