« 贄埼(にえさき)灯台(三重県) | トップページ | 日浦岬灯台(北海道) »

2008年3月18日 (火)

若狭高浜港島堤灯台(福井県)

Botantoudai 久しぶりにドライブがてら、少し離れた灯台を訪ねることができた。福井県高浜 にある若狭高浜港島堤灯台(写真右上)である。日本海側京都府との県境に近い高浜であるが、敦賀方面から小浜を通ってこShiroyamashimatei02の地に向かった。以前にも書いたことがあるが、福井県は私の住む三重県からちょうど良いドライブコースとなる。とは言え、琵琶湖を挟んで三重県から直線では訪ねにくい場所であり(地図左上:MapFanより)、同じ福井県でも越前方面から灯Waywakasatakahama1 台を巡り、ようやく若狭湾西側の灯台にたどり着いたと言った感は否めない。

08年1月7日に書いた田烏港明神鼻灯台のブログでも紹介したが、三方五湖周辺は梅が有名で、梅干しは名産の一つである。梅の咲く時期に次回は訪ねたいとその時思ったのであるが、今回少し遅いものの梅の花を眺めながら春を感じられるドライブとなった。しっかりと帰りに梅干しを買った。 http://toodai.cocolog-nifty.com/toodai/2008/01/post_5937.html

あいにく天気予報に少し裏切られたが、雲間からわずかに見える青空と、3月とは思えな い暖かさに納得しながら高浜の町に入り、海岸に続く城山公園に車を止めた。後日紹介する予定の城山灯台がすぐ近くにあるのだが、Shiroyamashimatei03まずは若狭高浜島堤灯台に向かうことにした。埼を下った所にある岩の島に灯台が立っていた(写真右中)。灯台の立つ岩まで、岩場にコンクリートの橋が架けられ、周囲は底まで見通せる澄んだ海水が、穏やかな波に揺れていた。この灯台は初灯が昭和40年である。既に昭和56年に改築されたようであるが、この岩に灯台を立てて既に40年以上経つのだと考えている自分を意識したすぐ後に、その自分が存在する遙か昔からこの岩が存在し続けている事を思って、自然の偉大さ以上に、自分の小ささを感じてしまった。

Shiroyamashimatei01 埼を海岸に沿って城山灯台に向かう道から、この若狭高浜港島堤灯台は別のアングルとして見える。先ほどまで灯台に近づいて感じていたものと異なり、このアングルからでは自然に溶け込んだ人の香りのする灯台が味わえそうであった(写真左下)。できれば次回は夕焼けを狙って訪ねたいところである。ファインダーを覗くと、灯台の向こう側に見える山の上が白く、まだ雪が残っていた。この時期珍しくないのであろうが、この日最高気温は17度である。やはり雪が見えるのはShiroyamashimatei04違和感を覚える。暖冬と言われていたが雪が多かった この冬が、ここ若狭でも終わりを迎えているのだと感じた。(写真右下)

|

« 贄埼(にえさき)灯台(三重県) | トップページ | 日浦岬灯台(北海道) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 贄埼(にえさき)灯台(三重県) | トップページ | 日浦岬灯台(北海道) »