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2008年7月 4日 (金)

残波岬灯台(沖縄)

Botantoudai 職員旅行で訪ねた沖縄の灯台巡りは、二日目に自由行動を利用して回ったのZannpamisaki1であるが、今回紹介する残波(ざんぱ)岬灯台(写真右上)だけは、初日に那覇空港からそのまま職員を引き連れて訪れた。観光地化されている場所でもあり、ホテルへ向かう道の途中と言うことで、不満を言う者もいなかった(と思っている)。

空港からレンタカーで高速道路を利用せず、西側の海岸線に沿って北上して残波岬にたどり着いた。まだ沖縄に到着して時間も経っておらず、女子職員達は車内から見えるちょっとした景色にも黄色い声をあげてくれた。おかげで、つられてこちらもテンションが上がった。岬に立つ白亜の高い灯台の姿が見えると、後部座席からは更に大きな声が聞こえてきたが、逆に私は職員旅行の引率役から、いつもの灯台巡りの姿に戻り、冷静になった気がZannpamisaki2 した。事実車を停めると、さっさと灯台に向かい始めた私の姿を、後から職員達に指摘されて少し照れくさかった。

灯台を眺めてまず感じたことは、その高さである。この1年の間に訪ねた灯台の中では、灯棟は最も高いのではないだろうか?(後から確認したのだが、1年以内に訪ねた灯台の中では、灯棟は最も高く、地上高でも尻屋埼に次ぐ二番目の31mであった。)この灯台は登れる灯台である。曇天にもかかわらず多くの観光Zannpamisaki3 客が登っており、人の姿がないときの撮影は難しかった(写真左上)。勿論自分もぐるっと周囲を回った後に登ることにした。灯台に近づくと、女子職員達が既に登っており、大声で上から私を呼んでくれた。思わず千葉県の野島埼灯台を訪ねたときの事を思い出した(こちら参照)。 螺旋ではなく、ジグザグな階段と言うのも珍しかった。投光部に出ると、風が強いが気持ちよい。晴れていればもっと素晴らしい景色が楽しめるのであろうが、それでも十分に景観を堪能した(写真右中)。返還後まもなく建てられた灯台で、初灯は昭和49年である。平和な姿を眺めることができた。

Zannpamisaki5 投光器に目が行くところが、既に灯台好きの仲間入りを果たしたのだと感じるのだが、見える投光器はライトが並んだようなタイプ(写真右下)で珍しく感じ、後で自宅に戻ってから灯台巡りの先輩に尋ねて、多くの灯台で使用されているLU-M型灯器だと知った。確かに登れる灯台で近くまで行ったから気がついたことであるが、灯台の景観をカメラで追っかけているだけの私には知りがたい情報であることを認識し、まだまだ仲間入りは難しいと痛感した。Zannpamisaki4

余談になるが、後日職員から一枚の写真を渡された。そこには、岩によじ登 り、お気に入りのアングルで灯台をカメラに収めている自分の姿が写っていた。「灯台の写真を撮ることへの情熱はしっかり持っているんだな」と感じさせられる一枚であり、写真の中の自分に照れくささも感じたが、誇りの様なものも感じた。撮ってくれた職員に、「必ずもう一度訪ねて青空が背景の写真を撮りたいんだ」と話すと、回りにいた職員達から、「じゃーもう1度職員旅行を沖縄にしてくださ~い・・・」と言われてしまった

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