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2008年8月

2008年8月27日 (水)

番所灯台(福島県)

Botantoudai 和歌山県にある、番所の埼灯台を一つ前のブログで紹介したが、今回は福島Bansyosakifukushima1 県のいわき市にある番所灯台(写真右上)を紹介する。2008年の8月中頃過ぎに訪ねたのだが、この日東北地方は大雨警報が出る雨。しかし福島県相馬市を抜けた頃から空は明るさを取り戻し、ここ番所埼に着く頃には青空も見え始めていた。

仙台を出発し、宮城・福島・茨城・千葉と南下して、南房総の鴨川灯台を終点に計画した3日間の灯台巡りであったが、仙台のラジオ局から繰り返し伝えられる大雨警報と、フロントが見えない激しい雨にこの日の予定を変更し、宮城県の数基のBansyosakifukushimachizu6灯台は あきらめて、福島県から巡ることにした。さすがに福島県に入って最初の小良ケ浜灯台では雨が降っていたが、次の塩屋埼灯台では雨も上がり明るさが戻り、ここ番所埼では青空も顔を出してくれ、晴れ男を自称している自分としても笑みが戻った。

番所埼は、いわき市小名浜の三崎公園の海岸沿いに立つ(地図左上:国土地理院より)。周辺は公園として整備されており、崎の中心にはマリンタワーがそびえている(写真 左中)。その存在は圧倒的で、崎のどの位置からでも確認できる。なぜあの上を灯台にしBansyosakifukushima5ないのだろうと言う素人的な思いが浮かんでしまった。崎をぐるっと巡るようにつながる道沿いには、それぞれの目的地にあわせていくつもの駐車場が整備されており、訪ねる者にとっては嬉しい。崎の先端に当たる場所近くの駐車場に車を止めて海に向かうと、番所灯台の案 内もあり、その道を進むと北東方面に青空も顔を出した空と少し荒れた海を背景に灯台が立っていBansyosakifukushima2た(写真右中)。灯台の周辺は公園として整備されていて景観も良く気持ち良い(写真左下)。雨上がりで人の姿もないが、休日のお天気には、家族連れやカップルで賑わいそうだ、などと思いつつ、もっと青空を背景に入れたくて、海に向かって灯台の右手方向(南側)に進むと、なんと一組のカップルがキスの真っ最中。どう見ても20歳前後の女性と40歳ぐらいの男性と言う 組み合わせに、どこか怒りを覚えつつも、二人が立ち去るのを反対側のベンチに座ってじっと待っBansyosakifukushima3た。待つこと10分ほどでようやく苛立ちから解放されて、南側の青空を背景に灯台が見られる場所に移動できた。仙台を出発したときには、どうなるのかと心配する豪雨であったが、こうやって青空を背景に番所埼を訪ねることができたことで、宮城県内の灯台を諦め、福島県まで移動した選択が間違いではなかったと思えた。アベックが立ち去った場所から、青空が広がり始めた北東の空を背景に撮った写真が右下である。Bansyosakifukushima4

いわき市に住まれる方にはお叱りを受けるかもしれないが、当初いわき市と言う響きに何故か良い印象を持っていなかった自分なのであるが、街中や小名浜周辺、そして港周辺など実にきれいで、良い雰囲気であった。次回は灯台ではなく観光としてゆっくり訪れたいと思ったことを付け加えておく。

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2008年8月22日 (金)

番所の埼・四双島灯台(和歌山県)

Botantoudai 南紀白浜にある番所の埼と言う地名より、円月島と言う名前の方が有名だと思う。今回は、その円月島がある白浜温泉街から北西に延びる番所の埼に立つ灯台と、少し離れた四双島の灯台を紹介するが、夜明け前の円月島は見応えBansyosakiengetujima1 があり、思わずカメラを向けて撮った円月島の写真も紹介させていただくことにした(写真右上)。円月島の左上に満月が写せたのだが、満月は全くの偶然である。

白浜温泉街から少し離れた所で宿泊した私は、午前4時過ぎに起きて番所の埼に向かった。途中白浜の海水浴場を通った時には驚いてしまった。まだ5時前のうす暗い浜には、既に相当数の海水浴客がおり、パラソルなども立ち、いわゆる場所取りをされているのであBansyosakichizu5 る。海岸近くの駐車場や道路は、十分に混んでいて、水着姿の人が道路を横切ったりしている。私は、何か早朝のイベントがあるのかと勘違いしてしまった。そこを通過すると人や車の数は減ったのだが、それでも私にとっては普通の光景ではなかった。

番所の埼の灯台は京都大学の水族館や植物園と言った施設から更に埼の先端に立つ。(地図参照左上:国土地理院より)当初灯台まで簡単に行けると思って、車を円月島が正Bansyosaki1面に見える路肩に止めて、何枚か円月島の写真を撮ってから徒歩で向かったのであるが、海岸から上れる場所はなかった。地図には載っていないが、水族館からまだ埼の先端に植物園があり、ここを通れば埼に登ることが可能かもしれない。しかし残念ながら、まだ時間外で植物園の中に入ることができず、結局埼に登る道が見つからず、灯台にBansyosaki4_2は近づくことはできなかった。 元より四双島に渡ることはあきらめていたが、円月島が正面に見える場所まで戻り、望遠レンズで四双島の灯台同様、番所の埼灯台も撮影することになった。

徐々に明るさが増してくる中、急いでカメラを三脚に固定し何枚かの写真を撮った。まだ灯台が点灯しており、その存在は私には嬉しかった(写真右中)。しかし四双島は番所の埼灯台よりも倍の距離にあり、なんとかその姿を写せた時には、かなり周囲は明るくなっていた(写真左中・左下)。ファインダーを通して島に渡っている人を見つけて少し驚いた。明るくなると番所の埼灯台も少し趣を変えて見えた。Bansyosaki2朝日が海の反対側から顔を出し、埼の高い部分から照らすため、灯台が輝い て見えたのだ(写真右下)。

夜も明けて月の姿も見えにくくなった頃、私は引き上げる準備を始めたのであるが、その頃から何組かの家族連れやカップルが、同じように島の写真を撮るために路肩に車を止めてやって来た。蒸し暑 さを感じ、今日一日の暑さを予感させる日差しが降り注ぎ始めている。私は、少しだけ早く着Bansyosaki3いたおかげで満月を背景に円月島を撮影できたことが、子供のようだが少しだけ誇らしく感じた。しかし帰り道で再び白浜の海岸沿いを走ると、私よりもっと早くに海岸で過ごしていた人たちがこんなにもたくさんいたことを思い出し、目的こそ違うが、何かを成し遂げるための大変さを苦笑と共に感じていた。

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2008年8月16日 (土)

瀬嵩埼灯台(沖縄)

Botantoudai 職員旅行を利用して巡った沖縄の灯台も、今回紹介する瀬嵩埼灯台(写真右上)で最後となる。いつの日になるかはわからないが、今回巡れなかった沖縄Saki1_2 本島南東の灯台や周辺の島の灯台を訪ねたいのは勿論、一つ前のブログで紹介した備瀬埼灯台や7月4日の記事に書いた残波岬灯台にも、もう一度訪ねたいと考えており、また休暇でも利用しないと難しそうである。

瀬高埼灯台は、沖縄本島の最北端辺戸岬から東側の海岸を少し南下した安田(あた)にある(地図左上:国土地理院より)。辺戸岬からの道は、海岸線ではなく山間部を走る形となるが、道の両側に覆い被さるように生えているシダ類の緑が眩しく南国どころか、熱帯Sakichizu5 すら連想させる。『注意!ヤンバルクイナ』などの看板も多く、自然豊かな場所であることは言うまでもない。安田の町の手前で左に細い道に入ると灯台に続くのだが、案内看板などはない。ちょうど車一台分くらいの幅のSaki3_2道を登っていくと灯台の姿が目に飛び込んできた。灯台の敷地に入る少し手前で車を止めて灯台を見上げていると、いきなりクラクションを鳴らされて驚いた。女性の運転する車が後ろに来たのである。あわてて灯台の敷地内に車を移動させると、女性の車は敷地内で切り返して向きを変えた。女性は窓から顔を出すと『ごめんねえ。あなたの車が入って行ったから、この道で良いと思って付いてきたんさ~』と言い残して去って行った。確かに灯台が目Saki4的でなければ通らない道であり、私が入らなければつられて入って来ることはなかっただろう。

瀬嵩埼灯台は埼の高い場所に立てられており、眺めが良い。雲間からわずかに青空が見える程度で全体に霞んで見えたが、正面やや左手に安田ケ島が見え、周辺のエメラルド色が輝いていた(写真左中)。少なくとも地元の海岸などSaki6では見ることのない景色である。珊瑚礁なのかと見入ってしまった。残念ながら海を背景にしたお気に入りの灯台写真が狙えず、何とか海を入れると広角のため灯台が歪んで写ってしまった(写真右中)。

海に向かって右手側は安田の町、そしてその後方には山々が連なっている(写真右下)。晴天であれば、その自然がもう少し写せたかもしれない。灯台Saki2の敷地は比較的広く、案内板などは無いが、この日訪ねた灯台の中では最も整備されていると思った。訪ねる人もなく落ち着く場所である。景観の良い景色をもう一度見渡しながら敷地内をぶらぶらと歩いた。結局、海を背景にお気に入りの写真は撮れなかったが、海側の少し高い場所から灯台を撮影した写真が、この日私が感じた瀬嵩埼灯台を適切に写していた気がする(写真左下)。

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2008年8月13日 (水)

備瀬崎灯台(沖縄)

Botantoudai 一つ前のブログに遠景から撮影しただけの和歌山県の鰹島灯台を紹介したが、灯台を巡っているときに、下調べや調整不足のために島に渡ることBisesaki2が出来ずに、同じく遠景からの撮影で終わった灯台もある。沖縄でそれを体験したのが、今回紹介す る備瀬崎灯台(写真右上)である。干潮時には歩いて渡れると、灯台巡りの先輩方のHPやブログにも書かれていたのだが、そこは職員旅行を利用しての訪問(こちら参照)だけに、干潮に合わすことができず、海岸で嘆きの声をあげてしまった。

備瀬崎灯台は、沖縄美ら海水族館やエメラルドビーチなどが近くにある名護市中心部から北西に当たる場所である(地図左上:MapFanより)。美ら海水族館は観光客には人気のスポットであり、確かに通りBisesakichizu4抜ける時、まだ9時前であったが、駐車場整備の人が私の車が近づくと手を回して誘導しようとした。もちろん私は予定もしておらず通過したのだが、前後を走っていた車は水族館に全て消えていった。備瀬崎に通じる最後の道は、林とも言えるような木々の間に道があるのだが、南国を思わせる沖縄らしい道で、更に周囲に点在する民家が沖縄らしい建て方であり、私個人はかなり気に入ってその道を通過した。

備瀬崎が見える場所までそのまま車で移動したのだが、先端に着いて降りるやいなや満ち潮で島(備瀬崎)に渡れないことに気づき愕然とした(写真右下)。波打ち際まで来てBisesaki1見ると、けっして歩いて渡れない深さではない。しかしお腹辺りまでは海につかる覚悟が必要である。カメラバッグを頭の上に担いで・・・と考えたが、時間に余裕のない今回の灯台巡り。いつの日か再来を思い、無理はしないことにした。ちょうど数十日前に、ネット上での知人である灯台巡りの先輩がここを訪れているはずである。灯台に近づいて灯台を、そして備瀬崎を味わったのだと思うと、渡れなかったことは本当に悔しいのだが、気を取り直し、せめて望遠でその姿を写すことにした。

ちょうど備瀬崎の先端に通じる少し手前に道なりに広場があり、そこに小さなおみやげ屋さんがあった。車に戻る前に、残念な気持ちを押し殺すように店に入った。年配の男性が店番をされていた。観光地 によく目にするような名前入りの置物や小物などはなく、ただ貝殻Bisesaki3や地元の食べ物、そして沖縄全土で手にはいるような物ばかりであった。特に欲しい物もなく店の外に出たが、入るときに気づかなかったが、かき氷の案内があった。イチゴ味を頼むと、言葉少なく作ってくれた。まだ夏には早いこの時期にかき氷を食べたことで、備瀬崎に渡れなかった悔しさの代わりに何か思い出を作ろうとしたのだが、食べ終わって容器を返すときに、「ごちそうさま。また来ます」と言った自分が一番素直だったのかもしれない。

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2008年8月10日 (日)

鰹島灯台(和歌山県)

Botantoudai 和歌山県の南紀白浜温泉で一泊し、和歌山市に向かい北上しながらの灯台巡りの中で、陸からそれほど遠くない岩礁や小島にも幾つかの灯台がある。出来Katsuojima3ることならそんな灯台にも、渡って直接触れたいところであるが、それが無理であったとしても、周囲との景観から織り成す姿は灯台好きの者には魅力的だ。今回は走行中の車を道端に止めて、ただ撮影しただけの形となった鰹島灯台(写真右上)を紹介する。

「海の日」で連休となった日曜日。御坊市を通過したのは、午前10時を少し回ったところであったが、気温は既に34度を超えていた。天神埼から42号線を北上し、御坊市の発電所横の岩礁に鰹島灯台があることは把握しKatsuojimachizu1_2ていたため、海側に目を移しながら移動した(写真地図左上:MapFanより)。ほぼ直線となった道から、正面に発電所が見え、その横に灯台の姿を確認することができた。私は、発電所への入り口に近づいたところで車を停め、路肩を歩いて撮影ポイントを探した。

尾の崎大橋と言う名前の発電所へ渡る橋は、当然一般侵入は出来ない。灯台撮影のためと言う理由で進入許可をもらおうかとも考えたが、橋にいる守衛の方の顔Katsuojima1を見て、その考えは捨てることにした。結局その後の予定も詰まっているため、道路沿いから遠景での撮影にすることにした。

遠景から灯台を狙うなら、発電所の煙突は入れて撮りたい。そう考えて南に向かい、来た道を歩いて戻りながら撮影ポイントを捜した。今回の灯台巡りには手Katsuojima2持ち程度の望遠レンズしか持参しなかった。もう少しアップで撮りたいと思いつつ(写真右中)、やはり重くても機材は全て持参すべきだと後悔した。が同時に、これまでにも幾度となく同じように感じて、その度にこうやって反省していたにもかかわらず、今回も機材を持ってこなかった自分にあきれた。

御坊の発電所の煙突は、景観のアクセントとしては満足である。そう感じた一番の理由は、煙突の色だ。猛暑の中で撮影しているこの時に、いかにも赤と白と言った発電所の煙突であれば、受けるイメージも異なったに違いないが、水色と白の配色は爽やかだ。あえて発電所を含めた構図で何枚か灯台の写真を撮ったのだが、後から写真を見ると、灯台を背景に発電所を撮ったように写っていKatsuojimasuika1た。

蛇足になるが、次の目的地である日ノ御埼に向かう途中にスイカの直販所が続いていたため、立ち寄って一個買った。自宅に戻ってスイカを食べたとき (写真右下)に、発電所の煙突が真っ先に思い出されたことは、灯台巡りをしている私には複雑だった。

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2008年8月 4日 (月)

野間埼灯台-2-(愛知県)

Botantoudai_2  学生時代から何度も訪れた野間埼灯台であるが、中部国際空港が 開港する前の2004年に、早朝の野間埼灯台を訪ね、07_rjその時の写真がお気に入りの写真となっている(写真右上)。(その時のブログ記事はこちら)今回は空港が開かれ、知多半島周辺も随分変わったのだろうと考える中、夕焼け時を狙って出かけた。残念ながら雲間から顔を出す夕陽ではあったが、久しぶりに訪れた野間埼灯台の夏を味わうことができた。

野間埼周辺の美浜町や南知多町は、夏の季節には海水浴客で賑わう。私が学生の頃から知多半島道路は開通しており、名古屋市内からでも交通の便は優れておりドライブコースのひとつでもあった(地図右中:MapFanより)。自分も海水浴場を訪れて夏を楽しんだり、気ままなドラ イブで季節Nomasakisunsetchizu1 ごとの海を訪ねたりしてきた。久しぶりに知多半島道路を走ったが、常滑沖に開港した中部国際空港(セントレア)へ通じる道の整備や案内の表示などで雰囲気は少し変わった気がしたが、野間埼まで足を伸ばすと、昔とあまり変わっていないと感じた。特に海沿いの道は、懐かしさは感じたが目新しさは無い様に思えた。灯台周辺にも海水浴場もあり、浜では夕暮れ時を楽しNomasakisunset3_2む多くの人の姿があった。まだ海に入って歓声をあげている家族連れもいる。岩場で釣り糸を操る人もいる。カップルが灯台周辺に腰掛けて語り合う姿も見られる。どの姿も昔と同じである。

西の空には雲がかかり、夕陽は今ひとつであったが、徐々に茜色に変わり始めた灯台に カメラを向けると、数分間隔で着陸する飛行機の姿があった。波の音や周辺の人の賑わいの方が大きく、飛行音はほとんど聞こえない。Nomasakisunset2夕陽は雲間から時々茜色の筋を海面に映し出していた(写真右下)。

周囲の景色も、そこを訪ねる人の姿も、昔と何も変わっていないように感じたが、以前撮った早朝の写真と今回撮った夕暮れ時の写真を見ると、飛行機の姿が写ったことで、朝夕の時間の違い以上の時の流れが写ったのかもしれない。

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