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2008年9月25日 (木)

能登小木港犬山灯台(石川県)

Botantoudai 金沢なら、土曜の午前に仕事がある私でも、昼過ぎに出れば夕食までには着Notoogikouinuyama3 ける。ところが、能登半島となると話は別だ。西から向かう私にとって金沢から能登半島の先までの距離は、富山を越えて新潟に入る距離にあたる。どうしても宿をとって一日かけないと能登の灯台巡りは難しい。今回は温泉での休暇を理由に家内と巡った能登の灯台から、小木港犬山灯台(写真右上)を紹介する。

Notoogikouinuyamachizu8土曜午前が仕事と言っても終わるのは午後2時前。すぐに出発しても和倉温 泉に着いたのは6時過ぎである。近くに灯台もなく、夜はのんびりと温泉宿を楽しみ、翌日曜日に灯台巡りに出かけた。夕食前に自宅に戻らねばならず、お昼過ぎには切り上げなくてはいけないため、この日は能登島を中心とした七尾湾から飯田湾に沿って能登の西側を巡ることにした(地図左上:MapFanより)。紹介する小木港犬山灯台は、九十九湾の南側にある小木港の西南に立つ(地図右Notoogikouinuyamachizu7上:国土 地理院より)。

犬山灯台は、小木の港沿いの道に出れば目に飛び込み目立つのだが、途中の道からは民家の屋根が邪魔をして見えない。更にこの時は、港に面した道ではなく、町中の狭い道を走ったために、すぐ真下まで来て初めて、目の前の高台の上にそびえる灯台に気がついた。港近くに車を止めて向かうことにしたのだが、反対側に回り込まないとたどり着けそうにない。徒歩で坂道を上り、民家の間の細い道を進むと、Notoogikouinuyama4背の高い鉄製の囲いが施してある灯台の姿を確認できた。高台の先端のスペースが灯台の敷地となっているのだが、崖に面して危険もあるため周囲の民家と仕切ってあるのだろう(写真左中)。出入り口の門に鍵はかかっておらず、そっと鉄の棒をずらして開けようとしたのだが、どうやっても鉄の擦れる金属音が周囲の民家の間で響いた。悪事を企てた子供時代を思い出すような、緊張感を味わいながら頑丈な鉄の扉を開けた。幸い周囲の民家から誰も人は現れず、注意を受けることもなかった。Notoogikouinuyama2

『弁当忘れても傘忘れるな』とは、この方面を訪ねるとよく耳にする言葉である。幸い前日までの雨もあがり青空だったが、ところどころに厚い雲がかかっていた。敷地内に踏み込むと、枯れ草などが覆い、整備されているとは言えない。燈光会の案内板はなかったが、灯台を囲む柵の一部分に立派な名前がNotoogikouinuyama1刻んであった。海を背景にして灯台を狙ったのだが、敷地が狭いためにどうしても民家が一緒に写ってしまう(写真右中)。灯台の前面に行こうと思うと高台の崖っぷちとなる。とても見上げて写真を撮れる場所はなく、帰りに高台から降りて正面に回るこ とにした。門を閉めるときに再び、鉄の擦れる金属音を響かせた。

灯台から海までの間には、民家などの建物があり、海から見ると少し奥にある高台からNotoogikouinuyama5 Notoogikouinuyama9 投光している形になる。高台から降りて正面に回って見上げると、灯台が高台の上で見下ろしているのがよくわかる(写真左下)。小木港は灯台から見ると左手に奥深く入り込んだ形である。防波堤が入り口を固め、入り江全体が港となり、その回りに民家が連なっていて、のどかな雰囲気だった(写真右下2枚)。ちなみに、犬山灯台の犬山は、高台となっている丘を犬山と言うのか、それとも犬山と言う地名なのか由来を知りたかったが、知ることはできなかった。

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