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2008年9月18日 (木)

日ノ御埼灯台(和歌山県)

Botantoudai 澄み切った青空や紺碧の海を背景に灯台を訪ねることが出来ると素直に嬉しい。周囲が整備されていたり、素晴らしい景色が広がっていたりすると、写真を撮る上でも更に満足度は高まる。もちろんこれは、灯台に対しHinomisaki2ての評価ではない。私の灯台巡りでの、訪問に関する満足度と言うべきものである。今回紹介する日ノ御埼灯台(写真右上)は、灯台として個人的な評価も高く、その姿も綺麗でたくましく、周囲も整備され、広がる景色も素晴らしく、そして暑かったが見事な晴天の日に訪ねることが出来て、全ての条件が整った訪問であった。

Hinomisakichizu6既にブログで紹介した、和歌山県の番所の埼灯台天神埼丸山灯台の後に、御坊市を抜けて美浜町に入った(地図左上:MapFanより)。とにかく暑い日であったが、真夏の青空が広がっている。日ノ御埼に向けて岬の斜面をジグザグに登っていくと、岬の先端から少し戻るような方角に、展望台が見えた。しかしナビは、ここから少し岬の先端寄りに灯台を表示しており、とりあえHinomisaki3 Hinomisaki7 ずこの場所の木陰に車を止めて、ナビの示す方向へ徒歩で向かうことにした。余談になるが、一般に車載ナビは灯台巡りには不親切である。堤防に立つ標識灯などは表示されても、ちゃんとした道が付かない灯台は表示すらされないことがある。この時もナビを頼ったと言うより、勘に従ったとも言える。付け加えるなら、いつも地図の参照に利用させていただいているMapFanのネット地図は、灯台の表示は親切で、役立Hinomisaki1_2つことが多い。

少し下る形で整備された道を進むと、右手奥に道が続き、低く太いフェニックスの葉が重なり合う向こう側に、青い空を背景に、綺麗な白亜の建物があった(写真右中2枚)。久しぶりに感動の声をあげてしまった。灯台は、どっしりと構えた構造で、白く眩しく輝いている。右手前(灯台の左Hinomisakichizu8後方)には、背の高い電波塔が立っている。しかし敷地が広く整っているため、その高さや大きさが気にならなかった。

まずはゆっくり灯台の正面まで進んだ。きれいに整備され、品の良い柵が正面を囲っていた。そして灯台の照射灯は、そこから遙かに望むことが出来る海原に向かっている(写真左中)。残念ながら十分に海を背景にして灯台を撮影することは出来なかったが、灯台の裏側からでも、正面からでも、そして側面Hinomisaki4_2から見ても周囲が整備されていて灯台の姿が引き立ち、本当に美しい。そしてこの季節だからかもしれないが、フェニックスの木陰から見上げた灯塔の姿からは、たくましさが感じられた(写真左下)。実は、日ノ御埼灯台の外観は訪ねるまで知らなかったのだ。それだけに感動も大きかったに違いない。

日ノ御埼灯台は、紀伊水道への入り口として東側に位置する重要な灯台である。地理的 に言えばかなり以前にブログでまとめた徳島県のHinomisaki5蒲生田岬が西の入り口にあたる(地図右下:MapFanより)。蒲生田岬を訪ねた時には、まだ知識不足から、ここ日ノ御崎を意識することはなかった。しかし今、既に訪れたことのある約25km隔てた蒲生田岬灯台を意識すると、もう一度徳島に足を伸ばして灯台を訪ね、東の海をゆっくりと眺めてみたいと思った。ここ日ノ御埼灯台での一番のお気に入り写真が右下である。

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コメント

こんにちは。
日ノ御崎灯台には今年5月16日に行ってきましたので、思い出しながら懐かしく読ませていただきました。
御坊駅前から路線バスに乗り、終点の日の岬パークに着くと展望所が有りました。ベンチが置いてあって、そこから見ると茂っている木々の他は、すべて海と空でした。国民宿舎の横の神社から山道をたどると、紀伊半島最西端の地のプレートが岩にはめ込まれていました。木が大きくなっていて展望はあまり出来なかったのですが、例年(今回3度目になります)5月中頃には春ゼミが鳴いていて、音が谷底から風に乗ってわき上がってきます。残念ながら年によって発生時期が変わるのか、今回は聞かれませんでした。
灯台を眺めながら下りていくと、両側の木の向こうにヒデ先生が見られた通りの日ノ御崎灯台が有りました。
帰りはバスの待ち時間が長いので、歩いて海岸まで下り、汐吹岩などを見ながら、アメリカ村まで行ってバスに乗りました。

投稿: yossii | 2008年9月18日 (木) 11時26分

コメントありがとうございます。
ゆっくりと日ノ御崎を満喫されたのですね。
シーズンごとの違いはあるでしょうが、のんびりと時間が過ぎ、
景観に時間が経つのを忘れそうですよね。

投稿: ヒデ先生 | 2008年9月18日 (木) 12時36分

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