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2008年10月17日 (金)

太東埼灯台(千葉県)

Botantoudai 当初立てられていた位置から別の場所に移設された灯台はいくつかある。その多 くは、周辺の開発に伴ったものや、灯台の改修などによる移設がほとんであるTaitousaki3、今回紹介する千葉県の太東埼灯台(写真右上)は、自然の浸食によりその位置が変更になった灯台としても有名である。もちろん外房の中間地点に位置した重要な灯台であり、埼からは海岸線に沿った素晴らしい景観を楽しむことも出来た。

九十九里から続く海岸線は、南下を続けると徐々に岩肌が目立ち始め、周囲も埼や岬の緑 が濃くなってくる。この辺りを運転しTaitousaki4_2ていると、不動産の看板が目に付くようになった。埼や岬 に建てた家屋や土地の案内である。以前TVで、この周辺に住居を築いて海を眺めながら生活を楽しまれている人を紹介していた記憶があるが、自然に囲まれ、海の景色を眺めながらの生活を希望している人たち向きの物件を紹介しているのだろう。太東埼灯台の立つ埼に登ると、そう希望する人たちの気持ちも良く理解できた(写真左上・右中)。 Taitousaki2

灯台に続く道は、案内がないと少し迷うかも知れず、田畑横の道を抜けてつながっている。分岐部に案内がないため訪ねるときには注意が必要である。灯台は、埼に登り切って広がる敷地の入り口すぐ右手に立っており、そこから奥に駐車場や展望台、休憩所などがあり、埼の奥に移設されたことがよくわかる。燈光会の案内板以外にも、地元が立てたと思われる案内表示があり、そこには海岸崖の浸食、崩落の危険により、昭和25年の設置時の位置より100m後退して昭和47年に移設されたことが書かれてある(地図左下)。以前実際に立っていた位置は、危険のためロープが張られているTaitousakichizu6 が、近づくことは可能である。また同じ敷地には、大戦時の設備跡なども残っている。

ちょうど私が滞在している間に、親子連れが一組、若い女性同士の観光客が一組訪れた。どちらの組も、私ほど長く滞在していなかったが、以前灯台が立っていた埼の先端部よりから景観を楽しんでいた。しかし奥に引っ越してしまった灯台に近寄ることはしなかった。太東埼を訪ねたのであって、太東埼灯台を訪ねたわけではないのだろうか。Taitousaki5

さすがに浸食が進んだ崖をのぞき込むことは私もしなかったが、周囲をゆっくりと散策しなが らいろんな角度から灯台を眺めた。ちょうど、以前立っていた崖の上から現在の位置の灯台を見ると、照射灯がほぼ正面に見える。かわいらしいと表現できる照射灯がこちらを向いていた。どことなくすました顔をしているように、私には写った(写真右下)。

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