« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »

2009年1月

2009年1月30日 (金)

長崎鼻一ノ島照射灯(千葉県)

Botantoudai2008年夏に福島・茨城・千葉の灯台を巡り、既に多くの灯台を記事として取り上げNagsakihanachizu5てきたが、有名な塩屋埼灯台や犬吠埼灯台をまだ記事にはしていなかった。そこで犬吠埼灯台の記事を準備すべく、アップする写真を選んでいたのだが、犬吠埼で撮った写真に写る長崎鼻を見ている間に気が変わり、今回は長崎鼻一ノ島照射灯を紹介することにした。

関東圏の灯台で、有名な犬吠埼灯台を訪問された人も多いはずである。観光Nagsakihanachizu6地としても確立している場所であり、いろんな年代の人がさまざまな目的で訪ねるに違いない。そして灯台に興味のある人なら西明浦を挟んで対岸に立つ、長崎鼻一ノ島照射灯の存在にも関心があるはずである(右上地図参照:国土地理院より)。犬吠埼からその姿は肉眼で確認できるが、その雰囲気は犬吠埼灯台周辺と異なり、点在した岩礁に囲まれて、静かに重要な役割を担って立っている。(左上 地図参照:国土地理院)拡大した地図からも、長崎鼻周辺は岩礁が多く危険であり、船舶航行には大切な照射灯であることがわかる。Nagsakihana1

この日、前日までの荒れた天気から青空も戻り、先に訪れた犬吠埼では、夏の日差しも感じた。と言っても風が強く暑さは感じなかった。犬吠埼灯台は、これまで訪ねた観光地化された灯台の中でも最も賑やかな部類に属していた。あまり観光地化された灯台に良い思い出がない私だが、この日は何事もなくゆっくりと灯台を味わえた。灯塔に登り、南の景色をNagsakihana4 眺めると、長崎鼻がはっきり見える(写真右中)。波はかなり荒れ ていたのだが、よく見ると、照射灯の立つ周辺の岩礁で白い波が目立ち、長崎鼻周辺を白い波が取り囲んでいるようである。この景観を見るだけでも、今から訪ねる長崎鼻に興味を抱いた。Nagsakihana2

  犬吠埼から長崎鼻まではすぐである。犬吠埼の灯台を長崎鼻から眺めると、前日までの荒 れた天気の影響で波が高いためなのか、より力強く勇壮に見えた(写真左中)。長崎鼻一ノ島照射灯を正面だけでなく、両側からも眺めると、先ほど犬吠埼から見えていたように周囲の岩礁で白い波がが立ち、岩礁が囲っていることがよくわかる。そのため照射灯近くの波は穏やかである(写真右下と左下)。

Nagsakihana3 ひとしきり周辺を散策して写真を撮った後に、ゆっくりと長崎鼻照射灯近くの堤防に腰を下ろして、犬吠埼を眺めた。その姿から犬吠埼灯台の人気が高いというか、観光地としても有名な理由が納得出来る。振り返って長崎鼻を見ると、岩礁に続く弧を描いた入り江の先に立つ照射灯が玄人好みの姿にも感じられた。犬吠埼と長崎鼻。私個人の勝手な意見だが、セットで味わうのがお得なような気がした。

| | コメント (2)

2009年1月19日 (月)

城ヶ島灯台(神奈川県)

Botantoudai今回は、2008年秋に訪ねた城ヶ島灯台(写真右上)を記事にする事にした。ちょう ど、この一年前の2007年に南房総の灯台を巡った時の感動から、2008年の秋には、東京湾を隔てJougashima3て対岸に当たる湘南の灯台を巡ろうと決めての訪問だった。南房総で巡った灯台は、どれも印象深かく、良い思い出が多いのだが、先日その中の館山港沖島灯台布良鼻灯台が役割を終えると、灯台巡りの先輩から教えてもらった。どちらの灯台も個人的にはお気に入りであり、少し寂しく感じ、私の中では南房総と関連が深い湘南の灯台を今回記事として選んだのである。

Jougashima6 城ヶ島灯台は、観光地としての城ヶ島の一画に立ち、安房埼灯台とは明らかに雰囲気が異なる。みやげ物屋が並ぶ通り(写真左上)を抜けて、右手に急な階段を上った丘に灯台があるのだが、私は観光地化された灯台に良い思い出が少ないためか、どこか緊張しつつ身構えながら階段を上った。登り切ると噴水まである整備されたエリアが広がり、その奥に灯台の照射塔の後ろ姿が見えた。近づくと、正面に城ヶ島灯台と記された看板と鉄製のゲートが(写真右中)ある。しかし、ほとんどの人がゲートより左手前にある階段を登り、海岸線を見ながら灯台まで行ける道を利用していて、正Jougashima1面ゲートから入る人は少ない。そう言う私も一度正面から灯台に近づいて写真を撮った後、再びゲートを出て左手の階段を上って海を見ながら灯台に近づいた。

この日、東から雲が広がり始め、後に訪ねた安房埼灯台では曇り空となったが、まだこの時は青空も残っており、白い灯塔が輝いて見える。ヨットの姿など海上Jougashima2に確認しつつ、左手に海を入れて何枚か写真を撮りながら、徐々に灯台に近づいた(写真左中)。秋と言うよりは夏の日ざしも少し感じさせるこの日、ここへ来るまでの三浦海岸の賑わい同様、海上には多くのマリンスポーツを楽しむ姿を見ることが出来た(写真右下)。

私が訪ねている間にも、多くの観光客が入れ替わりやって来たが、Jougashima4 灯台そのものに注意を向ける人は少なかった。野島埼灯台や観音埼灯台と異なり、城ヶ島そのものが観光地となっている違いなのかもしれない。

時間を気にしながら巡っていたのだが、あまりの空腹に安房埼灯台へ向かう前に、階段を降りた正面にある食堂で遅い昼食を取ることにした。店の写真を撮ってから店内に入り『ネギトロ丼』を注文すると、サービスですと言って『イカJougashima5 焼き』を出してくれ、その後お茶と言ってペットボトルの未開封のお茶をテーブルに置いていった。確かにイカ焼きは他のテーブルでも同じように出していたが、お茶には驚いた。私だけ特別な気がして、感謝の意味で店の名前の入った写真を載せさせていただいた(写真左下)。満足して安房埼へ向かったのだが、予定外の昼食のために、後で時間に追われることとなった。

| | コメント (2)

2009年1月 9日 (金)

飯岡灯台(千葉県)

Botantoudai 2009年最初の記事をどこにするか・・・などと悩むこともなく飯岡灯台(写真右上)Iioka1 を選んだ。2008年夏に福島県から南下して千葉県鴨川灯台までの灯台巡りの中で、最も感動した灯台と言っても過言ではないだろう。塩屋埼灯台や犬吠埼灯台など幾つかの有名な灯台も訪ねたのだが、飯岡灯台とは良い出逢いが出来た灯台であり、私の中では印象深い。

飯岡灯台は、屏風ヶ浦や刑部岬で有名な飯岡台地に立つ。初灯は昭和31年である。地形的(地図左上:MapFanより)には九十九里に続く平坦な海岸線であIiokachizu6 り(と言っても断崖であるが)、犬吠埼灯台の様な役割を担っている灯台でないことは推察される。しかし高さ50mの断崖が続く屏風ヶ浦の端で点灯される光は、海上を航行する船舶からは大切な道標であることも容易に推察される。

犬吠埼灯台や長崎鼻灯台を巡り、飯岡灯台を目指すと、明らかに飯岡台地に登っているこ とを感じさせる光景が広がる。そしてその終点とも言える刑部岬に立つ飯岡灯台周辺は公Iiokachizu5園として整備され、景観を楽しめる場所となっている(地図右中:国土地理院より)。犬吠埼周辺では、前日までの荒れた天気の影響で波も高く、青空とは言うもののどことなくすっきりしない天気だったのだが、それほど離れていないここ飯岡灯台では、高台のためか比較的海は穏やかに感じ、雲はあるものの、夏の日差しが戻って照りつけ、私には心ときめく訪問となった。

Iioka4私が訪ねたのは金曜日のお昼前であったが、駐車場には数台の車が止まり、観光客も数名いた。ちょうど灯台の横に三階建て(三階が展望となっている)の立派な展望所があり、観光 客はここから景観を堪能できる。私はまず灯台をゆっくりと眺めたくて、灯台の周りをグルグルと歩きながら(灯台その物は小さいのだが)、何枚か写真を撮った。ちょうど私の後に一人の男性が同じ様に歩きながら灯台をカメラに納めていた。どちらIioka3からともなく話をしたのだが、灯台と言うより岬を巡っている方だった。灯台巡りのネット上の 知人で、同じ様に岬や灯台を巡り、良い旅をいつもされて、素敵な写真を公開されている人を思い出して、しばらく話がはずんだ。

展望台に登ると刑部岬から眺める景観が存分に楽しめる。右手には九十九里につながる海岸線(写真左中)が広がり、左手には銚子方面につながる海が見える。ちょうど灯台の横に展望台があり、広がる海を背景に、刑部岬の高さをイメージしながら灯台を写真に納めることができた(写真右下)。

Iioka2 しばらく、展望台の二階と三階を行ったり来たりしつつ、東洋のドーバーと言われる飯岡台地の景観、そしてその一角に立つ飯岡灯台を味わいつつじっくりと眺めた。そのスケールに圧倒されつつ展望台から降りて、もう一度灯台を眺めると、気のせいか先ほどより灯台が少し大きく感じられた(写真左下)。

もうしばらく灯台を見上げ、波による浸食で作られた屏風ヶ浦全体を頭でイメージしてから、九十九里浜に続く道、そして既にまとめた太東埼灯台に想いをはせつつ飯岡灯台を後にすることにした。

| | コメント (2)

« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »