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2009年5月17日 (日)

室ヶ鼻灯台(愛媛県)

Botantoudai今年のゴールデンウイーク期間中、各地の観光地が賑わっている様子がTVでMurogahana3 報じられていたが、そんな中、弘前の桜が満開であると言う話題に惹かれてしまった。4月の初めに愛媛県の佐田岬を訪ねたのであるが、今回紹介する室ヶ鼻灯台(写真右上)周辺の桜は既に葉桜に変わりつつあった。『弘前は今満開か~』と狭い日本列島が南北に延びていることを再認識しつつ、1ヶ月経った今、改めて新年度の始まりに良い旅が出来 たことを思い返してしまった。

Murogahanachizu2室ヶ鼻灯台は、愛媛県伊方町の南側で、先に紹介した女子鼻灯台の一つ東側の伊方港に接する埼に立っている(地図左上:MapFanより)。佐田岬半島の先端、佐田岬灯台を訪ねた後、半島に立ついくつかの灯台にも立ち寄り、最後にこの室ヶ鼻灯台を訪ねた。山の斜面に並ぶみかん畑を貫くように細い道がつながっている。収穫の時期には車が通り抜けするのも大変そうであるが、埼を回って西に向かう道からはMurogahanachizu1 途中で分岐して灯台につながっていた。(地図右中:国土地理院より)。それにしてもみかん畑の多さには驚かされる。

道の終点が室ヶ鼻であるが、見晴らしが良く、暖かい春の日ざしも加わり、実に気持ち良く感じた。近くにはプールもあり地元の人に親しまれている場所であることがわかる。まずはプール近くの駐車場まで行き、春の日ざしに向かって灯台を見上げるようにして写真を撮った(写真左中)。灯台の後方にはそれほど大きくないが桜の木が立ち並び、薄いピンMurogahana4ク色の花が満開を過ぎて、既に葉桜に変わりつつある(写真右下)。も う少し早ければ、濃淡だけの和的な桜を楽しめたかもしれないが、暖かな春の日ざしには、新緑の方が似合う気もした。

考えてみると、これまでに桜の咲く季節に灯台を訪ねる機会はほとんどない。一度だけ桜を狙って田曽埼灯台を訪ねたことがあるが、小雨まじりの曇り空で早 々に引き上げて、お気に入りの写真も撮れなかった。今回の室ヶ鼻灯台は桜を狙って訪ねたわけではなく、その意味では少しタイミングが遅れたとは言うものの、嬉しい予想外の 出迎えであった(写真左下)。Murogahana5_2

室ヶ鼻は、佐田岬半島としては、かなり東に位置して伊方の町に近い。この日の朝に市内を通り抜けしたが、その際地元の高校生と思われる通学中の制服姿とすれ違った。その中には、新入生と一目でわかる真新しい制服姿もあった。男子は最近珍しくなった爪入りの学生服だった。室ヶ鼻灯台からの帰りに再び町を通り抜けしたのだが、今度は下校時の同じ学生服姿を目にした。私が灯台巡りをしてきた時間学校にいたことになる。私自身が、春の明るく暖かい日ざしの中、充実した灯台巡りをしてくることが出来たためか、彼らも一日がんばってきたのだと思えて、何故か温かい目で見ていた。

Murogahana6新年度の始まりとなる、4月の初めに一日だけであったが、幸いにも佐田岬の灯台を巡る機会が持て、少し時期は遅れていたが桜咲く室ヶ鼻灯台を青空の下で訪ねることが出来た。更に普段目にしていても気にも留めなかった学生服姿にまで春を感じて心が少し膨らんだ。この新しい年度始めは、私にとって忘れられないものとなるような気がした。

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