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2009年8月21日 (金)

歌津埼灯台(宮城県)

Botantoudai 2009年の夏の灯台巡りは、以前まとめたブログ記事にも書いたように、初心に戻Utatsusaki6 って気ままに訪ねることにした。細かな予定を立てなかったおかげで、のんびりと巡れたのは事実であるが、思い立って島に渡りたいと考えても、フェリーは予約無しでは難しいと言う点などは、反省点となりそうである。そんな今年の夏の灯台巡りは、昨年福島県から南に向かって巡った関係から、宮城県内を巡ることにした。今回はその中から歌津埼灯台(写真右上)を紹介する。

Utatsusakichizu2 歌津埼灯台は、宮城県のやや北側南三陸町に立つ(地図左上:Mapfanより)。と言っても東海地方に住む私には、訪ねるまでその地理はまったくわからなかったのであるが、埼を目指して通過した長須賀海水浴場は有名である。また約2億4200万年前という世界最古の魚竜ウタツザウルスの化石(国指定天然記念物)が展示されている魚竜館もこの地区にある。

気仙沼方面から南下しながら歌津埼に入り、灯台を目指したのであるが、道に迷うことはなかった。この日山間部近くを走ると薄雲が空を覆い、場所によっては小雨すら降っていたのであるが、何故か海に近づくと青空が広がり、ここ歌津埼灯台でも同様であった。梅雨明けUtatsusaki3 も遅く天候不順な今年、早くも北からの涼しい高気圧が近づいて来ているための気象であったようだ。

目的地に近づいたが、周囲に海の景色はなかった。イメージから言うと灯台が立っているような雰囲気の場所ではない。地図上この周辺は海抜40mくらいであるが、それ以上に周辺の木々の背丈が高いため、景色は遮られて、海が見えないのである。そしてそれは灯台周辺でも同じであり、木々に囲まれて灯台の全貌を見ることができる場所はなかった(写真右中:灯台正面から)。

Utatsusaki5 この地は、仙台藩がかって唐船を監視する目的の高台であった史跡である。灯台につながる細い道の入り口には、『史跡 仙台藩唐船番所跡』と案内も建てられている(写真左下:入り口に案内標識が、右奥に灯台の姿が小さく見える)。灯台の周辺には電波塔なども建ち、海上交通における重要な埼であることがうかがえる。灯台を越えて、少し奥まで進むとようやく木立の隙間から海が見えた。振り返って灯台を見ると、やはり灯台は木々に隠れている(写真右下)。仙台藩が番所を設置していた頃には、きっと周辺の木々はもっと低かったに違いないと一人で納得していた。Utatsusaki4

気ままに巡ろうと決めて出かけてきた宮城県であるが、有名な灯台が立つ島に渡るには、やはり計画が大切なようである。その反面、車で自由に巡ることが出来たおかげで、海水浴場でしばらく時間を過ごし、魚竜館と言う施設に足を伸ばすこともできて、その地を味わうと言う目的はしっかり達成できたようである。

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