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2009年10月18日 (日)

弾埼灯台(新潟県佐渡)

Botantoudai 佐渡の灯台を巡るだけなら、一日で巡ることは可能である。が、灯台に魅せられHajikisaki2 た人や、私のように灯台の立つ風景を愛する者にとって、それでは時間は全く足りない。とは言え、幾度も足を運べない地であればこそ、確実に全てを巡っておきたい・・・そんな事を考えながら、二日目早朝から行動を開始して、既にいくつかの灯台を巡った後に、佐渡最北端(地図左上:MapFanより)に立つ、弾埼灯台(はじきさき)(写真右上)を目指した。

Hajikisakichizu5 少し前に入埼灯台のブログでも書いたことであるが、佐渡の観光地は、観光地らしくない。その一因が道路であろう。高速道路もなく一車線の道が続く佐渡の中を走っていると、高速道→主要幹線道→観光地への道、と言った変化はなく、街中でも海岸沿いでも、田畑の中でも同じ様な感じで車を進めるのだ。しかしそれ以上に、興味ある人は立ち寄るが、そうでない人はただ通り過ぎると言った、観光地として身構えていないことが私をそう思わせているのかも知れない。Hajikisaki6

弾埼へは、佐渡の北西側から海岸に沿って向かった。弾埼の少し手前に『大野亀島』と『二 つ亀島』がある。周辺は自然に囲まれ、更に訪ねた時期には、ススキが揺れる草原から眺めることができた(写真右中:中央の緑にの部分)。ここも観光地化されていないが、パーキングは作られており、多くの観光客が散策していた。

弾埼への入り口も突然出現する。しかも道は狭くなる。灯台より少し奥が公園として整備されているが、なぜかほとんどの人は灯台に車を向けてくる。パーキングはないが、路肩に十Hajikisaki3分駐車できる。私が訪ねたときは車が2台、バイクが2台止まっていた。

灯台は塀で囲まれ、近くからでは景観も楽しめない。結局訪ねた人は、そのまま公園の方に足を運び、そこからの景色を楽しむことになる。とは言え、灯台の近くから海を背景に写真を撮りたい自分は、塀の上によじ登り、微妙にバランスを取って写真を撮った(写真右上)。

公園側から見るとススキが揺れる向こうに、海と一緒に灯台の姿が臨めて気持ちがHajikisaki1良い。もっとモノクロ調でコントラストが効いた写真もおもしろいかな?などと、写真家気取りで考えつ つ何枚か写真を撮った(写真右下)。

弾埼は、佐渡の最北端(写真左下)である。その案内を見て、佐渡に渡って初めて、『本当に遠くまで来たんだな~』と心から感じていた。

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