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2009年10月 3日 (土)

佐渡長手岬灯台(新潟県)

Botantoudai 2009年9月に訪ねた佐渡では、今回紹介する長手岬で2泊した。最近、出かけるまでの下調べが少なSadonagatemisaki7 い自分であるが、それでも、長手岬のある七浦海岸での夕焼けが有名であることを知り、この地を宿に選んだのである。佐渡に渡った初日は天気も良く、見事な夕焼けを期待して宿に入ったのであるが、残念ながら水平線には雲があり、水平線に消えていく夕日は撮ることがかなわなかった。それでも夕焼けを背景に佐渡長手岬灯台(写真右上)のシルエットをカメラに納めることが出来た。

Sadonagatemisakichizu1 小木港にフェリーが着いてから、南東の海岸を走り、いくつかの灯台を巡った後、両津港から350号線に入って西側に出て、台ヶ鼻灯台に立ち寄ってから、長手岬に立つ宿に午後4時過ぎに入った(地図左上:MapFanより)。フロントの人が、こちらが尋ねる前に『本日の日没は5時44分です』と教えてくれた。荷物を置いてから早速海岸に出ると、夕日を目当てに何人かの人が集まりかけていた。中でも私が気になったのは、単独のバイカーが多いことだった。希ではあるが近隣の灯台をバイクで訪Sadonagatemisaki2_2 ねることがある自分としては、共感するものがあり、つい一人のバイカーと語った。東京圏から一人で佐渡にツーリングに来たらしい。この地の夕日はしっかり予定に入れていたそうである。

Sadonagatemisaki3 ちょうど西の空が茜色に変わりつつある所だった(写真右二番目)。灯台周辺まで行くことも出来るが、遠目に望遠レンズで狙うことを決め、ススキが揺れる海岸に三脚を組んで、徐々に傾いていく夕日を追いかけることにした(写真左中)。すると私と同年代くらいの男性が、同じ様に三脚を持って近づいてきて、『一緒に良いですか?』と話しかけてきた。ススキを入れて夕日を狙うならこの場所が最適と言う考えは同じなのだろう。日の傾く合間に会話を交わすことも出来た。この方は、宮城県から来られたそうであるが、先ほどのバイカー、そして私と同じ様に、Sadonagatemisaki4 ガイドブックでここの夕焼けの写真を見て、この時間に訪ねることを決めていたそうである。

いよいよ夕日が水平線に近づくと、シャッター音が響いた(写真右三番目)。しかし、傾くに従って水平線上にだけかかっている雲が夕日の姿を消し始めた。思わずため息が洩れ、シャッター音が減り始めたちょうどそのタイミングで、灯台に光が点ったのである。夕日から少しアングルを外して、灯台の姿Sadonagatemisaki5 をしばらく撮影した(写真左下)。すぐにあたりは暗くなり、引き上げることにした。

『水平線の雲だけ残念でしたね』と同じ気持ちを男性から語られて、深くうなづいたのだが、写真の出来はどうであれ、ファインダーの中から見続けた、夕焼けとシルエットでの灯台の点灯は十分に私を満足させていた。

翌朝、西の空には雲が増えている中、夜明け前の灯台へ近づいてみた。遠くから見ていSadonagatemisaki6 たよりも灯台周辺の岩場は広くて、平らで足元も歩きやすい(写真右下)。まだ灯台は点灯していた。当たり前のことであるが、東の空が明るくなってきている。灯台より海側に行き、明るくなってきた東の景色と共に、昨日撮影した場所を眺めていると、ちょうど灯台の光が消えた。昨日の夕日を思い出すと共に、今日も一日が始まるんだと実感している自分だった。

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