« 佐渡大埼灯台(新潟県) | トップページ | 佐渡の灯台巡り(行程) »

2009年11月 7日 (土)

寺浜灯台(宮城県)

Botantoudai 灯台が立つ場所は様々である。原子力発電所の敷地内、自衛隊管理敷地内、民Terahama2 間の施設内、個人が所有する島などなど・・・。今回紹介する宮城県の寺浜灯台(写真右上)は、キャンプ場の敷地内に立っている。と言っても初灯が昭和26年であり、おそらくは後から、その場所がキャンプ場として整備されたのであろうが・・・。

2009年の夏に一日限りであるが、宮城県の灯台を巡ることができた。金華山周辺の灯台はあきらめて、気仙沼方面から海岸線に沿っていくつかの灯台を訪ねた(地図左上:MapFanより)のであるが、ここ寺浜灯台もその一つであTerahamachizu6 る。地図で確認したときから、キャンプ場に近接していることはわかっていたが、これほど整ったキャンプ場だと思わずに訪れた自分は、どこから進んで良いのかわからなかった。車を止めた駐車場の正面に急な斜面の丘があり、灯台の姿は見えないが、その海側に灯台があることは地図から理解できた。キャンプ場の出入り口は、そこからかなり南側にある。幸いにも急斜面の丘をよじ登る元気が残っておらず、遠回りになってもキャンプ場の出入り口から進んで結果的には正解であった。Terahama3

キャンプ場の入り口には、大きな管理施設の建物が建ち、そしてその奥には何区画にも分けられたキャンプ場が続いていた。灯台のおよその位置は理解できるため、迷わずその方向に向かって歩き始めたが、大きな敷地内の地図があり、灯台の確認もすぐに取れた。家族が楽しそうに、夕食の準備を始めている共同の炊事場の前を通り抜け、一度坂を下り、再び登った丘の上に灯台は立っていた(写Terahama5 真右二番目)。キャンプではなく、ただ灯台を目指す私には少々遠く感じられた。キャンプ中の人は少なく、幸い灯台の周辺にはテントや人の姿はない。少し下った所には、ベンチや釜戸の設備もあった(写真左中)が、ここを利用している人もいなかった。

灯台の立つ場所からは、正面に海が見渡せる(写真右三番目)。冒頭にも書いたが、おそらく灯台が立ったときは、この周辺は草木が覆う普通の埼であったに違いない。と書いたが、現在の環境、すなわちキャンプ場の中に立っている姿を否定するTerahama1 つもりは全くない。むしろキャンプというイベントに訪れた人たちのテントが並ぶ中で点灯している灯台の姿を想像すると、嬉しくも感じる。物を利用して光を灯すと言う行為は、人間だけの物であるからなのだろうか。

少し下って海の近くまで行くと、海までかなりの落差がある(写真左下)。キャンプ中の人が、寝返りをうって海に落ちることはないだろうが、海岸でのキャンプTerahama6 と言うより、山のキャンプに近い感じに違いない。ふと振り返るとユリの花が咲いていた(写真右下)。そう言えば昨年福島県の塩屋埼灯台を訪ねたときに、残念な気持ちの中で同じユリの花を見た事を思い出した。今回は十分満足して同じ花を見ることが出来た。Terahama4

帰りにキャンプ場内を通り抜けるとき、来るときに通った炊事場の近くで、小学生くらいの 男の子と父親が仲良く炊事に励んでいた。10年前には、私も同じ様に長男とキャンプに来て、一緒に炊事をしたことが昨日のことのように思い出された。明日は、大学生となった長男と郡山で合流して家族旅行である。父子を温かい思いで見つめながら、寺浜灯台が立つキャンプ場を後にした。

|

« 佐渡大埼灯台(新潟県) | トップページ | 佐渡の灯台巡り(行程) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 佐渡大埼灯台(新潟県) | トップページ | 佐渡の灯台巡り(行程) »