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2010年5月 3日 (月)

生地鼻灯台(富山県)

Botantoudai以前、石川県能登半島の灯台を紹介したいくつかのブログで、能登くらいまでならドライブ感覚で・・・などと書いた。だが実際に灯台巡りをするとなると、日帰りは少しきつい。今Ikujihana5回紹介する富山県は、実際には能登へ行くより近いかもしれないのだが、灯台巡りとなると同様であり、これまで機会が持てなかった。東海北陸自動車道が通じて便利にもなったが、私の住む三重県からでは、北陸自動車道を利用してもあまり時間は変わらない。富山県の灯台は少なく、氷見や魚津など有名な漁Ikujihanachizu1港があり意外であるが、地理的に海岸線はなだらか(地図左上)であり納得できる。今回は、富山湾を東側から見守る生地鼻(いくぢはな)灯台(写真右上)を紹介する。Ikujihana7

富山県の海側を移動していると、どこからでも立山連峰をはじめ遠くに雄大な山の姿が見える。私の住む町も、スケールが違うが鈴鹿山脈が連なって見え、そのためか何故か親近感が湧く。高岡市方面から海岸線に沿って移動して、魚津を超え黒部市に入ったのが、午前9時過ぎで、迷うこともなく生地鼻灯台にたどり着いた。

周辺は平地である上に、高い建物などもなく、灯台の姿はすぐに目に飛び込んできた。白黒のツートンは、私としては随分ご無沙汰で、青森県の大間埼弁天島灯台以来である。灯台の手前に広い駐車スペースがあり、中心部には生地台場(砲台跡)が整えられている(写真右Ikujihana4中)。富山湾の入り口とも言えるこの場所であるが、置いてある大砲は小さく、富山湾の広さから考えると、とても沖合の船には届かないのでは・・・と史跡よりも現実的なことを考えてしまった。

海側は背の高い堤防が整備され、灯台は堤防から少し離れ、道を挟んだ民家の間に立っている。平成4年に自動化されたらしく、その名残か敷地Ikujihana6内に別の建物があり、周囲も整備されていた(写真左中)。門の隙間から中に入り灯台を見上げると、背が高い。水面高こそ違うが、灯塔の高さだけなら、残波岬灯台鹿島灯台に匹敵する高さであり、尻屋埼灯台よりも高い。周辺をいろんな角度から灯台を見上げて回ったが、平地であり、更に高い堤防のため海を背景に写真が撮れない。かろうじて後方から海を入れて写真を撮った(写真左下)。

Ikujihana3堤防に登り灯台を見ると、後方に黒部峡谷を形成する山々が連なって見える。逆光と霞のためにはっきりしないのが残念であるが(写真右下)、富山湾を目指す船上からも同様に見えるはずである。壮大な山々を背景に点灯する生地鼻灯台の姿も、きっと力強く見えるに違いない。

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