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2010年6月17日 (木)

今岬灯台(山口県)

Botantoudai前日の午後から降り始めた雨は、あっさりと夜明けにはあがっていた。雨に負けてImamisaki09昨日行かなかった今岬灯台を午前中に巡り、お昼過ぎには三重への帰路につかないといけない。朝食を済ませるとすぐに宿を発つことにした。私一人の宿泊に、美味しい食事や大浴場の湯をはってくれた宿の女将、そして金子みすゞに出会Imamisakichizu12わせてくれたこの仙崎の宿にも礼を述べて今岬を目指したのである。今回は、今岬灯台(写真右上)までの行程を含めてまとめることにした。

今岬は、尖った形で突き出た小さな岬である(地図左上)。勿論車で訪ねImamisaki01ることはできない。岬に続くであろう場所に車を停めて、地図と照らし合わせながら方向を考え、民家の横から入っていく道を見つけた(写真右二番目)。確かに方向的には岬に向かっているが、案内などは全くないため半信半Imamisaki02疑で下り坂となる地道を進み始めた(写真左二番目)。地図上の等高線を見ると、この後二度登りがあるはずである。

道は比較的はっきりとしていて迷うことはない。それ故に灯台に続く道であるといつしImamisaki03か信じ込んでいた。下りが終わり徐々に登りとなる時に、一度分岐がある(写真右三番目)。雰囲気と言うか、これまでの経験からも迷わず左手に進んだ。なだらかな上り坂が続いていたが、急に下りとなる。しかも割れた瓦の様な岩が散乱するImamisaki04急な下りで、足を滑らせそうになる(写真左三番目)。登山用の伸び縮みする杖を用いながら下った。下る途中前方の景色が木々の間から開けて見え(写真右四番目)、岬の先端部分全体が見える。もっと幅が狭かったが、兵庫県の猫埼灯台を思い出した。Imamisaki05

先端部分の埼への登り道が始まった。それほどきつくはないが、道は少し細くなっている。分岐と言うほどではないが右に下りの道があった(写真Imamisaki06左四番目)。海に下っていく道なのだろう。ここも迷うことなく左に進んだ。木々が道を覆っているが、時より木々の間から見える景色から考えても、確実に岬の先端に向かっている。いつ灯台にたどり着けるかという期待のみを抱いて歩きImamisaki07続けた(写真右五番目)。上り坂が終わると、いよいよ岬の先端部が近づいた雰囲気を感じた。それとほぼ同時に正面に灯台の姿が見えてきた(写真左五番目)。車を出てから40分経過していたが、結局一度も迷わずに来られたことは幸Imamisaki08いだった。

ソーラー発電にLED燈であるが、これだけの距離を踏み込んだ岬の先端だとImamisaki10、それも私の中では許せる気がした。西の空には所々に青空が見え始めている(写真右下)。午後からはもっと天気が回復し、青海方面ももっと景観が広がるはずである。少し残念ではあるがお気に入りの構図で何枚か写真を撮った。灯台の前に青い花が咲いていて春の色を感じさせるImamisaki11(写真左下)。前日の肌寒さも消えて、この日は暖かい風が吹いていた。まだ金子みすゞの世界に浸っていたい自分は、少し青空が見え始めた景色の中に感じる全ての物を、詩に例えようとして、時間ぎりぎりまでその場にとどまっていた。(付け加えておくが、今岬灯台への行程は、行きよりも帰りの方が数段疲れる)

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