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2010年6月 5日 (土)

岩崎ノ鼻灯台(富山県)

Botantoudai毎年のことであるが、ゴールデンウイークは仕事が入る可能性が高かいためIwasakinohana3、何も予定のないまま迎えた。しかし連休が始まると、出かけたくなる。「せめて灯台巡りの1箇所くらいは行きたいな」と思い立ち、5月1日の土曜日に仕事が終わった後から宿を確保して、富山県の高岡に向かうことにした。運良く渋滞にも遭わず夕暮れまでに着くことができたのである。ちょうどこの日、高岡市内は高岡御車山祭で賑わっていたが、夕方からのイベントはなく、商店街を中心に多くの出店が並び、そこに集まった人の群れが祭りの余韻を残していた。私も宿を出Iwasakinohanachizu8て人混みを歩いて祭り特有の開放感に包まれ、気がつくと屋台でお好み焼きや牛串焼きを買い求めていた。途中のコンビニでビールを買ってから宿に戻り、鼻歌気分で味わったのである。その日は酔いにまかせて早くに床につき、翌朝5時に宿を出て目指したのが、今回紹介する岩崎ノ鼻灯台(写真右上)である。Iwasakinohana1

富山湾は、比較的なだらかな形(地図左上)をしており、このため富山県に灯台の数は少ない。以前紹介した生地鼻灯台が東の拠点とすれば、今回紹介する岩崎ノ鼻灯台は、西の拠点と言える。朝日が昇った直後の高岡市内は静寂にIwasakinohana7包まれていたのであるが、前日の祭りを意識していた私は、サウダージとしてそれを感じようとしていたかもしれない。

すぐに岩崎ノ鼻に着いた。登り口にあった廃墟の敷地内に車を停めて歩き始めたのであるが、すぐに気になる看板が目に飛び込んだ(写真右二番目)。「熊注意」である。登山者だけでなく、岬や埼に立つ灯台を目指す者にとっても熊は要注意である。しかし警戒しすぎると、青森県の黒崎灯台を訪ねた時のようにたどIwasakinohana6り着けなくなってしまう。注意看板の後ろにゴミ捨て場があり、熊も食べ物がないとゴミをあさるんだろうな~などと考えながら、前方を見ると、既に灯台の姿が見えていた。熊を気にしなくても良さそうである。

Iwasakinohana5広い整った公園のような敷地に、柵で囲まれて灯台は立っていた(写真左二番目)。まだ低い朝日が灯台や木立を朱に染め、抜ける様な青空を背景に、どの場所に居ても清々しい気持ちにさせてくれる(写真右三番目)。灯台の背後からでは海を背景にした写真が撮れないため、側面から海を入れて狙うことにした(写真左三番目)。木立の木漏れ日にも関わらず、Iwasakinohana2空の青さがはっきりと見える。正面に回って灯台を見ると、更に青空が強調されるが、白い灯台が浮き上がって、背面から見るよりも灯台は小さく見えた(写真左下)。

Iwasakinohana4ゆっくりと灯台の回りを歩きながら景色を楽しんだが、海だけでなく高岡市街も望める。しかもその高さが程良い。高すぎず低すぎず。少し気持ちに余裕が生まれる高さなのだ。そう言えば、灯台入り口に古墳の跡であることを紹介する看板もあった(写真右下)。太古の昔からこの地はそう感じられる場所だったのだと一人で納得していた。

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