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2011年2月

2011年2月22日 (火)

早春のイメージ(加佐岬灯台)

Botantoudai私には、雪の中の真冬らしい灯台の写真を撮影した記憶がない。真冬に撮影した写真は何枚かあるのだが、雪が積もった、或いは吹雪の中で点灯する様なモノクロに近いイメージで写真を撮ったという記憶はない。そう思うと撮りに出かけたくなる自分。この冬は必ず出かけようと決心し、2月の最初の土日を利用して出かけることを予定していた。このKasamisaki203冬は、日本海側では例年にない大雪とのことで、行き帰りの足を心配することはあっても、当日の天候を気にすることはなかった。しかし、私が訪ねたその週だけ、急に暖かくなって、更に青空も見えた。日頃晴れ男と信じている自分であるが、今回だけはそんな自分が恨めしかった。

2011年1月の最後の週末は、福井県を中心に大雪であった。そして次の週末福井・石川県の灯台を目指したのであるが、北陸道は敦Kasamisaki202_2賀インターを越えた辺りから、両側に除雪した雪が高く積まれている。山肌もほぼ雪が覆っている。私はそんな景色を見ながら、辺り一面真っ白な雪に覆われた各地の灯台を思い浮かべて、口元が緩んでいた。しかし道路には、まったく雪はなかった。

灯台を目指して市街地を走ると、道路が少し狭くなるように両側に雪が積まれているものの、やはり道路には雪はない。田畑など土の上で、人の出入りの無い場所は雪に覆われているのだが、日が当たる屋根や側道には雪は残っていない。どこか不安を抱きつつ加佐岬に到着した。岬に続く細い道にも雪はなく、岬の駐Kasamisaki201車場で始めて雪の上を少し走ったくらいである。カメラリュックを背負い灯台に向かうと、地道の上には雪が残っているものの、木々に雪はなく、更に日が当たる斜面に雪はなかった。白の占める割合はほんの僅かである。

既に4度目で、通い慣れた加佐岬灯台(写真右上)と言える。灯台の真後ろから近づくと、その向こう側には、青空が広がっている(写真左上)。しばらく見ぬ間に、電線が無くなり太陽光発電が照射灯の後ろ側に付いていた。まずは、岬から突き出た埼に向かって歩いた。道にはシャーベット状になった雪が残っているが、埼にはまったく雪はない。振り返っKasamisaki204て灯台を見ても、逆光の光の中に冬の感じは漂うが、思い描いた光景ではない。できる限り冷調色のイメージで現像しようと思いつつシャッターを切った(写真右下)。その後岬の左側に移動して少しでも残った雪を入れて写真を撮った。構図的には大好きなアングルである。しかし青空を背景に、ほぼ溶けてしまって、わずかに雪が残るこの光景は、冬のイメージと言うよりも、早春の灯台の景色であった(写真左下)。

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2011年2月10日 (木)

日没後の御前崎灯台(静岡県)

Botantoudai前回、御前崎灯台(写真右上)を訪れたのも夕暮れ近くだった。既にこちらOmaezaki_2ブログで紹介したが、その時は天気予報に裏切られ、どんよりとした雲が西の空を覆い夕焼けが見られなかった。今回天気は悪くなかったのであるが、冬至に近いこの日、日没時間を考えずに思いつきで自宅を飛び出した結果、夕暮れの時間に間に合わなかったのである。

Omaezakichizu02御前崎灯台(写真右上)は、私が住む三重県からはそれほど遠くない。同じく静岡県に立つ私の大好きな掛塚灯台からもう少し東・・・くらいのつもりでいる(左上地図:Mapfanより)。しかし、その距離差は大きく、しかも高速道路を降りてからかなり時間がかかる(左下地図:Mapfanより)。更に冬至の頃であり、日没は5時頃。考えてみれば土曜日午後2時まで仕事の自分が、思い立って出かけて日没に間に合うOmaezakichizu01はずもなかった。しかしこの日、綺麗な夕焼けが期待できそうな快晴につられて、日没時間まで考えずに車に飛び乗ってしまったのである。

浜松を過ぎる頃、既に西の空は茜色に染まり初めていたのであるが、自分はちょうど良い時間に到着できると信じていた。しかし牧ノ原のインターを降りる頃、日没前の夕焼けショーが始まっていた。進行方向右手に時々見える茜色の夕日は、徐々に低くなり、やがて山肌に重なりはじめた。先行車の速度が異常に遅く感じ、菊川インターから向かうべきだったのかとも考えた。結局御前崎に近づいたときには、夕日の姿は消えていた。

既に完全に日は沈み、西の空の低い部分だけが茜色に染まっていた。すぐにカメラと三脚をOmaezaki03準備して、前回訪問したときと同じポジションに構えた。そう言えば、前回は灯台自体がライトアップされていたために、闇に浮かびあがる灯台の姿が印象的であった。しかし今回はライトアップされておらず、空全体を覆い始めた闇の中で、灯台が光りを放っている、その姿だけが強調され、力強く感じられた。そしてその姿が美しいとも感じた(写真下二枚)。

Omaezaki05それにしても間に合っていたら、みごとな夕焼けだったに違いない。しかし間に合わなかった事を残念と考えるより、「また機会があれば来ようっと!」と思っている自分であった。

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