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2011年2月10日 (木)

日没後の御前崎灯台(静岡県)

Botantoudai前回、御前崎灯台(写真右上)を訪れたのも夕暮れ近くだった。既にこちらOmaezaki_2ブログで紹介したが、その時は天気予報に裏切られ、どんよりとした雲が西の空を覆い夕焼けが見られなかった。今回天気は悪くなかったのであるが、冬至に近いこの日、日没時間を考えずに思いつきで自宅を飛び出した結果、夕暮れの時間に間に合わなかったのである。

Omaezakichizu02御前崎灯台(写真右上)は、私が住む三重県からはそれほど遠くない。同じく静岡県に立つ私の大好きな掛塚灯台からもう少し東・・・くらいのつもりでいる(左上地図:Mapfanより)。しかし、その距離差は大きく、しかも高速道路を降りてからかなり時間がかかる(左下地図:Mapfanより)。更に冬至の頃であり、日没は5時頃。考えてみれば土曜日午後2時まで仕事の自分が、思い立って出かけて日没に間に合うOmaezakichizu01はずもなかった。しかしこの日、綺麗な夕焼けが期待できそうな快晴につられて、日没時間まで考えずに車に飛び乗ってしまったのである。

浜松を過ぎる頃、既に西の空は茜色に染まり初めていたのであるが、自分はちょうど良い時間に到着できると信じていた。しかし牧ノ原のインターを降りる頃、日没前の夕焼けショーが始まっていた。進行方向右手に時々見える茜色の夕日は、徐々に低くなり、やがて山肌に重なりはじめた。先行車の速度が異常に遅く感じ、菊川インターから向かうべきだったのかとも考えた。結局御前崎に近づいたときには、夕日の姿は消えていた。

既に完全に日は沈み、西の空の低い部分だけが茜色に染まっていた。すぐにカメラと三脚をOmaezaki03準備して、前回訪問したときと同じポジションに構えた。そう言えば、前回は灯台自体がライトアップされていたために、闇に浮かびあがる灯台の姿が印象的であった。しかし今回はライトアップされておらず、空全体を覆い始めた闇の中で、灯台が光りを放っている、その姿だけが強調され、力強く感じられた。そしてその姿が美しいとも感じた(写真下二枚)。

Omaezaki05それにしても間に合っていたら、みごとな夕焼けだったに違いない。しかし間に合わなかった事を残念と考えるより、「また機会があれば来ようっと!」と思っている自分であった。

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