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2011年7月

2011年7月27日 (水)

長尾鼻灯台(鳥取県)

Botantoudaiもう数年前になるが、夏に青森県の灯台を巡った。陸奥湾を望む陸奥大島灯台Nagaohana1も訪ねたのであるが、早朝から汗を流し、更に夜露の草木にまみれながら訪ねたにもかかわらず、なんとも心地よい記憶となっている。灯台が立つ岬周辺を『夏泊』と言うが、夏好きの私は、その地名に心躍るものを感じて訪ね、夏空広がる景観も加わり感動したに違いない。今回は同じ『夏泊』と言う地名に立つ、鳥取県の長尾鼻灯台を紹介する(写真右上)。

鳥取市の西に、日本海にちょこんと突き出た埼が夏泊である(地図左上:Mapfanより)。鳥取駅近くに宿泊した自分は、早朝5時に宿を出て、夏泊に向かった。ちなみに、宿泊したビジネスホテルは価格もお手ごろで、対応も良かったのであるが、中日ドラゴンズの岩瀬投手がオフのトレーニングで利用する部屋だと聞かされ、ドラゴンズファンの私はひそかに喜んでいたのである。鳥取空港を過ぎてNagaohanachizu01海に沿って9号線を西に向かうと、旧9号線に分岐する交差点に出る。ここを右折すると夏泊に入る。ここまで砂浜が断続的に続く海岸線で、夏泊へ右折する手前には白兎伝説の白兎海岸がある。「海の日」の前日の日曜日、きっと賑わうに違いないと考えながら右折すると、道は埼を登り始める。すぐに「魚見台」と言う見晴らしの良さそうな展望所があり、車を止めてみた。ここから鳥取市内はほぼ見渡せることができる。夏の朝日に照らされた景色は、日中の暑さだけを連想させた(写真右中)。Nagaohana3

長尾鼻灯台へ進入する道に、目立たない小さな看板があった。後でわかったことであるが、これはどうやら釣り客のための案内でもあるようだ。そこを大きく右折すると、ちょうど車一台分の道が続く。すぐに灯台前の広場に出るが、なんと入り口に小さな小屋が建っていて、中からおじさんが出てきた。「何時まで?」と尋ねられ、「灯台の写真を撮るだけだから、30分もいませんよ」との返事に、「釣りじゃないの?・・・・じゃーお金はよろしいわ」とのこと。どう見ても公共のスペースなのに駐車料金?と思ったが、確かに既に釣り客のNagaohana4車が数台駐まっていて商売にはなるようだ。

灯台は固く門が閉ざされている(写真左下)。出来ることなら乗り越えたい・・・と思いつつ近づくと、後方から「中へは入れないよ」と先ほどのおじさんの声。駐車代払っていたら、門を乗り越えても見逃してもらえたかもしれないが、とにかくその一言で乗り越えることもままならない状況に陥ってしまい、そのことが無性にむかついた。「わかってますよ・・・。」振り向きもせずカメラを門越しに構えた。Nagaohana2_2

まだ茜色した朝日を背景に右後方と右横から写真を撮った(写真右下)が、門を乗り越えない限り灯台の左側や後方に行くすべはなく、お気に入りの写真は撮れなかった。『夏泊』の響きに、青森と同じ浮かれ気分で訪ねた自分であったが、駐車料金徴収のおじさんのおかげ?で満足の行く訪問とはならなかったようである。

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2011年7月14日 (木)

松ヶ鼻照射灯(熊本県の灯台巡りを振り返り)

Botantoudai昨2010年の夏に熊本県の灯台を巡ってから一年が経とうとしている。一基も漏らさMatsugahana4ずに灯台を巡るつもりで出かけたのであるが、たどり着けなかった灯台もある。また次の機会に・・・とは行かない遠い地だけに悔しさは残るが、今思い返してみると、猛暑の中で汗を流し、必死に灯台を探して山道を歩き回った記憶は、けっして苦い記憶とはなっていない。今回紹介する松ヶ鼻照射灯(写真右上)が熊本の灯台では最後の記事になるので、熊本の灯台巡りを振り返ってまとめることにした。

Matsugahanachizu1まずは、戸馳島(とばせじま)灯台を訪ねることが出来なかった言い訳を書きたい(場所は地図左上)。熊本の灯台は、ほとんどが小型なのだが、この戸馳島の灯台は中型で、江崎灯台経ヶ岬灯台に似た形だと聞いていたため、一番の楽しみ、一番の目的地として戸馳島に入ったのである。島につながる橋を渡ってから、灯台の立つ埼を目指して進むと、やがて民家が無くなって山道に入る。そこから灯台に続く道を求めて、37度の炎天下、蝉の声を聞きながら少し車を移動しては、夏草が茂る中を歩き、また移動し・・・を繰り返した。しかし灯台に続くような道が見つからないのである。誰かに尋ねたくてもまったく人に出会わない。文明の力、GPS機能で方角はわかるのだが、そこにつながる道がない。マムシの危険を冒して草が茂った斜面を登り続けMatsugahanachizu2る気にもなれない。粘ること2時間。結局たどり着けなかったのであるが、精神的ダメージの上に、予定が遅れて、その後の灯台巡りに影響を与えた。負け惜しみかもしれないが、冬に訪ねていたら、絶対に戸馳島灯台にたどり着けていた自信はある。

Matsugahana3松ヶ鼻照射灯は、そんな後に立ち寄った(地図右中)。当初は灯台と思って訪ねたので、灯台?と思える様な後ろ姿に驚いたが、運転中にその頭だけが見える(写真左中)。いったい何処が光るのか?照射灯?と思いつつも、時間の関係、そして少し気合いが抜けた状態でもあり、海岸線に降りてみることもせずに(つまり灯台の正面にも回り込まず)その場を去ってしまった。が、結局次に訪ねた唐網代(からじろ)鼻灯台でも道に迷ったのであるが・・・。とにかくこの日の午後からの灯台巡り行程は散々であった。(後日、照射灯であるわかったので、このブログでも訂正してまとめています)Matsugahana6

熊本県の灯台の多くは天草諸島に点在しており、他に船で渡らなければならない島にもある。今回せめて陸続きの灯台だけでも・・・と言う思いで、天草諸島の先端にあたる牛深(写真右下:牛深をつなぐ橋)まで足を伸ばし巡ったのであるが、たどり着けなかった灯台もあり、大満足とは行かなかった。新幹線が開通する前に!と思いMatsugahana5立って巡ったのであるが、訪ねた2010年の夏は、いたる所に新幹線開通を祝う看板が立ち、駅前は急ピッチで工事が進められていた。今は開通し、その姿も様変わりしているに違いない。今度いつ訪ねられるかわからないが、是非リベンジを果たしたいものである。(写真左下は、途中立ち寄った牛瀬島灯標と牟田港堤防灯台)

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