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2011年8月23日 (火)

津ノ和鼻灯台(島根県)

Botantoudai島根県の灯台を紹介するのは、日御碕灯台以来である。三重県に住む自分は、Tsunowahana2土曜の午後まで仕事があるため、日曜日を利用しても、車で訪ねることが出来る範囲は限られてくる。島根県はその圏外であると考えてきた。今回は夏期休暇を利用して、ようやくのんびりと巡れる・・・と思っていたのであるが、仕事がら急遽お休みが短くなり、翌日昼までに自宅に戻らなければならなくなった。とは言え、予約した出雲の宿をキャンセルしたくないし、何よりもこの機会に島根県の灯台を巡るきっかけを作りたいと言う思いが強かった。そこで、早朝に自宅を出て灯台をいくつか巡り、翌朝出雲を出発して昼までに自宅に戻ると言う、強行スケジュールで出かけることにしたのである。今回はそんな慌ただしい行程の中で、更にたどり着くまでに、最も汗をかいた津ノ和鼻灯台(写真右上)を紹介する。

Tsunowahanachizu1_2鳥取県境港付近や美保関灯台などを巡って、津ノ和鼻に着いた(地図左上:Mapfanより)のが、午後1時過ぎであった。灯台まで山歩きとなるため、笠浦漁港に車を止めて、マムシ対策で長ズボン長袖に着替えて歩き始めた。ところが、漁港の入り口付近に車を止めたため、港の岸に沿って10分くらい歩Tsunowahana6かないと山道に入れなかった。もっと近くに止めることも出来たのだが、よそ者意識が働き、遠慮して遠くに車を止めてしまったことを少し後悔した。灯台に続く山道の入り口は、周囲の雰囲気からわかったが、残念ながらどこにも灯台の案内板はなかった。

道はそれほど険しくなく、ある程度整備されているが、途中崩れたままの山肌や倒れた木によって小さな迂回路が出来上がっている箇所もあった(写真右二番目)。真夏と言うことで、草木の葉が茂り、そこにクモの巣がはって、何度も行く手を遮られたが、傾斜には階段が設けてある所もあり、比較的容易に15分ほどでたどり着けた。但し、暑かった!疲れはしないが、汗だくになってしまった。

Tsunowahana7この日、島根は曇り空に近かったのであるが、ここを訪ねたときだけ青空が広がっていた。最後の下り坂には階段が設置されているが、そこを下りると、右手に灯台が立ち、海が広がる景観が目に飛び込む(写真左中)。周囲を散策しながら何枚かお気に入りの写真も撮れた(写真左下)。灯台の真下は断崖となっているが、安全柵を越えると、少し丸みを帯びた断崖となっており、下をのぞき込むのにかなり勇気がいる。なんとか海面を見下ろすと予想以上の断崖なのだが、現実味が湧く高さ故に、逆に海面から灯台を見上げた姿まで想像することができた。灯台の左手奥に、岩場に囲まれた入り江状になっている場所がある(写真右下)。波も穏やかで、汗だくとなった暑さも手伝い、思わず飛び込んで泳ぎTsunowahana1たくなった。と同時に、先ほど見下ろした灯台の真下まで泳いでいって、海に浮かんだ状態から灯台を見上げてみたいと言う考えが横切った。いつもならすぐに払拭されるそんな衝動なのだが、何故だかこの時は、危険とか常識とか言う私の理性より少しだけ上回っていたような気もする。もちろん最後は理性が勝ったのであるが・・・。

Tsunowahana4慌ただしい予定となったこの日、一つでも多くの灯台を巡って、日没時には、数年前に訪ねた日御碕灯台へ行き、点灯後の夜景の写真を撮ろうと考えていたため時間も無いから、と自分に言い聞かせて、海に飛び込むと行った愚行を出来ずに灯台を後にする自分を慰めていたような気もする。もう若くないんだ。

Tsunowahanachizu1

 

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