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2012年2月 7日 (火)

夜の灯りが見たくて(日御碕灯台)

Botantoudai私は、自然に溶け込んだ灯台の立つ風景が好きであり、だからこそ日中に灯台を訪Hinomisakinight2ねて、その風景を写真に納めたいと思っている。しかし本来の灯台の姿は夜にあると言ってもよい。お気に入りの風景の灯台が、夜の海上に向かって光を放っている光景は格別であり、既にいくつかの灯台を夜に再び訪ねてきた。今回は、以前から再訪を計画していた島根県の日御碕灯台で、夕焼けから日没後の点灯した写真を撮りたくて、昨年2011年の夏に訪ねた時の記事を紹介する。夜であっても、灯台の姿を写す露出では天気は大切である。この日天気は下り坂で、残念ながらお気に入りの写真は撮れなかったのである。

Hinomisakinight1chizu日御碕灯台を前回訪ねたのは、9年も前になる。ブログでは6年前に紹介している。直接的ではないが、この時の訪問は、『私の灯台巡り』を始め、続ける要因の1つとなっている。島根県の出雲地方に立つこの灯台は、周囲の景観の良さや出雲大社からの距離も近く、代表的な観光地となっている(地図左上)。Hinomisakinight3

これまで津ノ和鼻灯台多古鼻灯台でも紹介してきたように、早朝三重の自宅を出発し、美保関灯台などを巡った後に出雲に入り、日御碕灯台で夜景を撮り、翌日早朝に宿を出て昼前に三重に戻るという強行スケジュール。少々疲れ気味で出雲地方に入ったのであるが、夕日はかろうじて見えるものの、厚い雲が空Hinomisakinight5を覆い始めていた(写真右中)。

日没前には、まだ観光客が何人かいたのであるが、日が沈み暗くなり始める頃には、周辺に人の姿はなかった(写真左中)。日が沈むまでに周辺を歩きながら撮影するポイントを選び、暗くなり始めると、その地点で三脚を組んでカメラを構えた。灯台から少し奥には照射灯がある。さすがにそちらの光は一点Hinomisakinight4めざし放たれており、光の筋が浮き出るのだが、灯台の光はなかなか捕らえにくい(写真右下)。しかも小雨が降り始めて、なんだか慌ただしく撮影を行なった。

すっかり暗くなり、しかも雨が強くならないうちにと言う思いもあり、引き上げることにしたのであるが、お土産屋さんが並ぶ通路も暗く、持参したライトで路面を照らしなHinomisakinight6がら車に戻った。

登れる灯台として、観光地として有名な日御碕灯台の夜景。今回の訪問は一言で言えば失敗であった(写真左下)。強行スケジュールの上に、日御碕の夕焼けに染まる写真、そしてその後に点灯した写真などと二兎を追う者・・・であったかもしれない。もう一度近い間にリベンジに訪れたいものである。

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