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2012年6月

2012年6月25日 (月)

梅雨の季節の灯台巡り

Botanomake 梅雨の季節には、灯台を訪ねる機会が少なくなる。当然かもしれない。曇り空を背景に灯台の姿が似合わないことは十分承知しており、必然的に足が遠のいてしまうのである。また雨も降っておらず、天気予報も曇り時々晴れなどと予報していても、灯台にたどり着くと、曇天からポツポツと降り始めるということも何度か経験した。加えてもう一つ理由をあげると、灯台に続く道は地道(自然の土)のことが多く、ぬかるんでいたり、草木が濡れていて、足下が不安定なこともある。

しかし、そんな梅雨だからこそたどり着いた灯台に感動できることもある。曇天とは言え、雨に降られずに灯台を訪ねられたことが貴重に感じたり、梅雨にもかかわらず天気に恵まれたりすると嬉しくなるのだ。そこで今回は、私の中で梅雨の灯台巡りとして記憶に厚いものをいくKawanasaki1つか紹介してみたい。

川奈埼灯台(静岡県):なんと言っても、ゴルフ場の端に立つ灯台であるのに、ゴルフ場を通らずにそこにたどり着いた記憶が大きい。車が何とか通れる海寄りの道を進み、高台に広がるゴルフ場に、草木を払いのけながら、崖下から登るようにアプローチしてたどり着いたのである。灯台は何番目かのホールのグリーン奥に立っており、灯台下でうろうろ移動する私の姿は、きっとプレーヤーの集中を欠かせていたであろう。

橋田鼻灯台(愛知県):梅雨の晴れ間という言葉がピッタリの晴天の日に訪ねたのである。Hashidahana01更に、旅館の裏庭に立つという特殊な立地条件。初めての訪問であり、旅館の裏側を散策してようやくたどり着いたのであるが、後で知人から、旅館に話せば撮らせてもらえると聞き、次回は・・・と思いつつも、まだその後訪ねていない。一度この旅館に泊まって、準備万端で灯台の灯りを撮ってみるのもおもしろいかも?

三木埼灯台(三重県):7月最初の日曜日に、雨は降らないという情報のみを信じて向かMikisaki1った三木埼である。地元なのではあるが、かなり山歩きをしないとたどり着けないと言うことはわかっていた。訪問を楽しみにしていた灯台でもあり、もっと季節を選んでも良かったのに、なぜかこの日訪ねたくて強行した。それだけに思い出深い。

冒頭に、梅雨には灯台を訪ねる機会が少なくなると書いたが、いくつかの灯台が次々と思い出される。確かにこの時期に訪ねる灯台の数は少ないはずである。しかしだからこそ印象深いに違いない。梅雨の晴れ間を狙ってこれからも車を走らせそうである。

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2012年6月11日 (月)

大岬灯台

Botantoudai今回も島根県の灯台を紹介します。これだけ島根県の灯台が続くと、『さぞかし、島Oomisaki4根県は詳しいのでは?』と思われがちであるが、実は松江・出雲・石見と言う名称以外は頭に浮かばず、更に津和野が島根県と言うことも知らなかったのである。今回、地名すら知らなかった浜田・江津・太田という町を海岸線に沿って移動して、大崎ヶ鼻という岬に立つ、大岬灯台にたどり着いたのである(写真右上)。

Oomisaki6chizu2こんな表現をすると地元の人にお叱りを受けるかもしれないが、浜田市を出発して、出雲方面に向かって東に移動していくと、町の景色も徐々に賑わってくる様に思える。宍道湖を中心とした出雲・松江周辺が中心地であることは間違いないであろうが、そう感じた理由のひとつは、自動車道の案内表示のためかもしれない。山陰道は、江津から出雲の間はつながっておらず、そのため江津を過ぎると、出雲インターまで〇〇kmと言った看板が増えてくる。賛否両論がある自動車道であるが、それが与えるイメージは大きいみたいだ(地図左上:Mapfanと国土地理院地Oomisaki2図より)。

港町を抜けて、漁業水揚げ作業場の前の道路が幅広く、岬側に階段を見つけたため、そこに車を止めた。木々に囲まれた場所に出たのだが、灯台の立つ方向に進むと、斜面を利用して墓地が広がっていた(写真左中)。しかし、その墓地の上方に灯台の案内の看板が見える。失礼とは思いつつ、墓地の中の道(迷路のようであったが)を何とかOomisaki5抜けて、灯台につながる階段下まで進んだ。天候は時々小雨がぱらつく曇天。登り切ったら出会える灯台の風景を想像しつつその階段を上がった。

整備された広場が灯台の左手にあり、正面には見晴らしの良い海の景色が広がっていた(写真右中))。晴天であれば、遠くまで海原を見渡せ、同時に灯台の姿も視野に入る、私好みの景観である。それでも、左手につながる江津方面の景色は見ることができ、与えられた今日の天気に満足しつつ、しばらく景色を、そして灯台を味わった。登ってきた方角を振り返ると、ここが大崎ヶ鼻と言われる如く、町の両側に海が広がり、本当に突き出た岬であることがわかった(写真左中)。Oomisaki3

広場の左端に、個人が持ってきたと思われる木製の椅子が、ちょうど景色を眺めるためのように置かれていた(写真右下)。間違いなくこの景観を愛する人が持ってきたのであろう。私もそこに座らせていただき、しばらく曇天ではあるが景色を楽しんだ。

Oomisaki1灯台には、燈光会ではなく、第8管区海上保安部が作成した案内表示が設置されていた。そこには、この灯台の50周年を記念して、1999年に近くの小学生がタイムカプセルを保管したことが記されていた。2024年11月に開けられるそうである(写真左下)。

どの灯台にも歴史を感じさせられることが多いが、この灯台の歴史的役割が1つ増えたわけである。ロマンを感じつつも、その頃もう一度訪ねられたら・・・と考えずにはいられなかった。

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