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2012年10月29日 (月)

艫作埼灯台(へなしさき)(青森県)

Botantoudai今回紹介する灯台は艫作埼灯台(写真右上)である。読み方がわかる人は少ないとHenashisaki2思い、『へなしさき』と仮名をふらせていただいた。実は、私は何度も読み方を忘れてしまい、訪ねる時にも忘れていて、灯台への道を人に尋ねることがあったら、どうしよう?などと考えていたのである。幸い迷うことも無くこの灯台の入り口に到着した(写真左上)。この灯台を通り過ぎて先進むと、不老不死温泉があり、更にこの周Henashisaki7辺は黄金崎と呼ばれている(地図右二番目:Mapfanより)、何か神秘的でもあり、ありがたい場所のようにも感じつつ、入り口近くの路肩に車を止めた。

2012年の夏に、青森から車で日本海側に出て、徐々に南下して灯台を巡ったのであるが、Henashisaki8chizu既に紹介した大戸瀬埼灯台の次に立ち寄ったのが、この艫作埼である。2007年に龍飛埼から陸奥湾に沿って下北半島、そして太平洋側に出て、八戸まで巡っHenashisaki1ていたため、ほぼ青森県の灯台を巡った気になっていた。今回の訪問で、本当に青森県の灯台を制覇したことになるわけであるが、今回巡った日本海側の灯台は、2007年に巡った灯台とは異なった印象を私に与えてくれた。Henashisaki4_2

灯台につながる歩道も整備されているが、夏草が道を隠すように覆い茂っている。そんな中進むと、正面に立派な灯台が立っていた。訪ねたのは、午後3時頃だったが、まだ日も高いのに、夕暮れ時に感じる様な、何かもの寂しい感覚Henashisaki3を、その姿は私に抱かせた。正面の門越しに灯台を見ると、見た目には大きく立派である(写真左二番目)。同じ青森県で、立派な灯台と感じた鮫角灯台よりも少し背も高く23.7mある。

門は鍵こそかかっていないが、頑丈な門。もちろん開けて敷地内に入ったのであるが、ゆったりとした敷地にそびえる灯台が、どの方角からも魅力的に見える。太陽を正面に灯台Henashisaki6を見ると(写真右三番目)、後方に日本海が見える。既に日本海を意識してしまった私には、このアングルすらもの寂しく感じられた。太陽を背に灯台を見上げると、後方には真っ青な夏空が広がり、少しだけ気分も変わった(写真左三番目)。しかし、もう一度ベストアングルと思われる、門に近い所から灯台の立つ風景を眺めると、やはり落ち着いていると言うか、もの寂しいHenashisaki5印象を与えてくる(写真右下)。少し姿勢を低くして灯台を眺めると、灯台の立派さが引き立つのだが、心に浮かんだ、そのイメージは消えることはなかった(写真左下)。

この後、徐々に夕焼け色に変わっていく日本海の海岸線を移動して秋田県に向かったことも原因の一つかもしれないが、読み方すら知らずに訪ねた艫作埼灯台は、立派さとか大きさとかよりも、どことなく感じるもの寂しさが、私の中では印象に残った。

 

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