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2012年12月

2012年12月23日 (日)

登れる灯台を訪ねてみませんか?

Botanomake  灯台のイメージを尋ねると、らせん階段を登って、見晴らしが良い・・・と言った答えが時に返ってくる。観光地に立つ灯台を訪ねた経験から、そう言った答えが出るのであろう。しかし、日本に3000基以上ある灯台の中で、登れる灯台は、たった15基しかないのである。登れる灯台は、主に観光地に立っており、周辺の景観も良いという意味では、代表的な灯台と言えるかもしれない。ちょうど前回のブログで秋田県の入道埼を紹介しており、灯台に興味が無い人でも、登れる灯台なら訪ねる機会があると考えて、今回まとめてみることにしてみた。

まずは、15基の名前を挙げましょう。・秋田県の入道埼灯台 ・福島県の塩屋埼灯台 ・千葉県の犬吠埼灯台 ・千葉県の野島埼灯台 ・神奈川県の観音埼灯台 ・静岡県の初島灯台 静岡県の御前埼灯台 ・三重県の安乗埼灯台 ・三重県の大王埼灯台 ・和歌山県の潮岬灯台 ・島根県の出雲日御碕灯台 ・山口県の角島灯台 ・宮崎県の都井岬灯台 ・沖縄県の残波岬灯台 ・沖縄県の平安名埼灯台 の15基です。私の住む三重県では、比較的近い距離に立つ2基の灯台が登れる灯台なのです。

まだ15基全てを制覇しておらず、登れる灯台を語るには時期尚早かもしれないが、是非近くに行かれたら立ち寄って欲しい気持ちを込めてまとめてみる。訪ねた11基の中で、『私の灯台巡り』でまだ記事にしていないのは、三重県大王埼灯台だけである。和歌山県の潮岬灯台は、灯台の立つ風景として訪ねた経験が無いため未訪問としました。更に11基訪ねたのに、登っていない灯台が3基もある。塩屋埼灯台は強風のため、御前埼と安乗埼は灯台の立つ風景を求めるために、いつも時間外に訪ねているからである。(三重県の大王埼は、地元であるが故に写真にこだわっており、未だ納得できる写真が撮れていないため記事にはしていないのである) それでは、訪ねた灯台を簡単に紹介します。

Nyuudousaki09秋田県入道埼灯台:男鹿半島の先端に立つ男らしい灯台。周辺の景観は素晴らしい。ツートンにも関わらず風景に溶け込んでいる。

Shioyasaki1福島県塩屋埼灯台:是非記事を読んで欲しいが、強風のため登れなかったこともあり、必ず再訪したい。

Inubousaki2千葉県犬吠埼灯台:観光の名所。対岸の長崎鼻一ノ島照射灯からの景観が好きである。

Nojimasaki5千葉県野島埼灯台:歴史ある灯台で、遠景からの姿がきれいである。が、私が訪ねた時の思い出は最悪であった。

Kannonsaki5神奈川県観音埼灯台:歴史ある灯台。高い灯塔ではないが、歴史も古く、灯台の大御所的存在。

Omaezaki05静岡県御前埼灯台:いつも、景観を求めて訪ねるのは開館時間外ばかり。180度以上に広がる景観は壮大。

Anorisakiyoake1三重県安乗埼灯台:景観に四角い形状が妙にマッチした灯台。灯台巡りの大先輩と偶然出会っていた地元三重県の灯台。

Hinomisakinight6島根県日御碕灯台:周辺の景観だけで無く、灯台の姿としての綺麗さでは、青森県の尻屋埼灯台 と争うと私は思っている。

Tsunosima2山口県角島灯台:遠く見える姿も、近くから見る姿も素晴らしい。御影石で出来た灯台が周囲の景観に映えて雄大である。

Zannpamisaki4沖縄県残波岬灯台:遠くからその姿が見え、近づくとスリムな姿が、荒々しい景観の中にそびえている。

・三重県大王埼灯台:町全体が絵画の町として有名。灯台の姿も風景に溶け込み素晴らしい。地元だけに写真にこだわり、納得がゆく写真が撮れていないため、まだブログでは紹介していない。

以上、まだ制覇したわけでもないのに、訪ねた11/15基の灯台だけを紹介してみました。灯台に興味がなくても、観光地に立つ登れる灯台は、その景観だけで無く、灯台そのものも歴史的にも安全上でも重要な灯台であり、是非近くまで行かれたら立ち寄って、灯台の立つ風景、そして灯台に登って見える景観を楽しんでいただきたい。

私自身も、できるだけ早く残る4基を、そして登れていない灯台3基をもう一度訪ねたいと思っている。

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2012年12月 9日 (日)

入道埼灯台(秋田県)

Botantoudai今回紹介する灯台は、秋田県の男鹿半島先端(地図左上:Mapfanより)に立Nyuudousaki06つ、入道埼灯台(写真右上)である。男鹿半島全体が観光地とも言える中、先端の高台平地に立つ白と黒の灯台は男性的であり、更に周辺の景観と重なり、雄壮と言ったイメージを与えてくれる。入道埼から南に続く男鹿半島の西側の景観は、日本列島の誕生を物語るような壮大な景観であり、入道埼はそんな景観を楽しめる旅の起点や終点として存在している。今回は夏の訪問であったが、四季それぞれに訪れて景観を味わいたくなる。

南から男鹿半島に入り、塩瀬埼灯台を訪ねた後、あえて男鹿半島全体を回りたくて、一度101号線に戻って半島の付け部分を北上して、男鹿半島の北側に出てから西Nyuudousaki10chizuに走って入道埼を訪ねた(地図右二番目:Mapfanより)。北側の景観は、これまでにも幾度となく目にした普通の海岸線であった。それだけに入道埼を起点として南下したときの景観に感銘を受けたのかもしれない。Nyuudousaki11chizu

一般的には男鹿半島の南西を進んで景観を楽しんでから入道埼に到着する人が多く、広い駐車場の前には、みやげ物屋や飲食店が並んでいる。まだ昼食を摂っていなかった自分は、空腹を抑えつつも、まずは灯台に向かった。なかなか人の姿が切れるシャッターチャンスは巡ってこない中、場所を変え、構図を変えつつ灯Nyuudousaki01台に近づいた(写真左二番目)。入道埼灯台は、日本の登れる灯台の中では最北端にあたる。早速入場券を購入して灯台に登ることにしたのであるが、観光客が多い割に、登りに来る人は少なかった。どうやら北緯40度のモニュメント方向に人が集まっているようであり、実際そこから海や岩礁を眺め、記念写真を撮っている人が多かった(写真右三番目)。

らせん階段を登り灯台の上から景観を眺めると、北西の沖合岩礁(水島)に表示柱が立っNyuudousaki08ているのが見え(写真左三番目)、少し南に目を移すと、観光船が出る門前の港まで続いている猛々しい岩礁が見えている。それに対して東側は、今走ってきたばかりの良く目にする海沿いの景観ではあるが、遠くに奥羽山脈の一角が見えた。もっと澄んでいたら左手には白神山地も見えるはずであり、昨日そのふもとを感動しきりに車を進めていた自分を思い出した。晴天と自然の景観に癒やされているのだと感じずにはいられなかった(写真右四番目)。

Nyuudousaki05幸いなことに私が登っている間、誰一人灯台を登って来る人はおらず、のんびりと景観を楽しみ、投光器などを見学することが出来た。登れる灯台は観光地に立つことが多く(だから開放しているのであろうが)、登っても、あまり景観を楽しめなかったり、人の姿が多すぎてお気に入りの写真が撮れなかったりしていて、登れる灯台への印象は良いものではなかったのであるが、今回の訪問でそのNyuudousaki04イメージも改善したようである。

入道埼灯台は明治31年に設置され、現在の灯台は昭和26年に改築されたものであるが、それでも歴史は古い。沖合に浮かぶ水島を照らす照射灯も加わり、海上安全上重要な働きをしているのであるが、それ以上に、入道埼の景観上、誰もが認める重要なアクセントになっている。いつも思うことであるが、本当に灯台だけは、人工産物にして、景観に溶け込むことを許されているように感じる。だからこそ、私のように『灯Nyuudousaki09台の立つ風景』を追い求める者がいるのだろう(写真左四番目)。

入道埼の、灯台の立つ風景を堪能した後に、立ち並ぶみやげ物屋の間にあった食堂で海鮮丼を味わった。空腹を満たした後に、ゆっくりと南に進んで、私の未熟な写真技術では捉えきれない自然が作り出す雄壮な景観を味わってから、宿泊地である秋田市内に向かったのである。

珍しく予告となるが、次回は『登れる灯台』をまとめてみたいと思っている。

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