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2013年2月

2013年2月11日 (月)

鳥居埼灯台(青森県)

Botantoudai今回は、真冬の季節に、夏らしい灯台をあえて紹介して、暑かった昨年の夏を思Toriisaki2_3い出したい。"青森県深浦町かそせ"の漁港の前に弁天島があり、そこに立つ鳥居埼灯台(写真右上)である。既に紹介した千畳敷で有名な大戸瀬埼灯台からもう少し南に海岸線に沿って101号線を進む(地図左上:Mapfanより)と、『イカ焼Toriisakichizu1き村』と言う名の、道の駅があり(写真右2番目)、その奥に鳥居埼灯台がある。それにしても弁天島と言う名前の島は日本に幾つあるのだろう?と考えたくなるくらいよく耳にする。

誰にでも断片的な夏の記憶があると思う。私にも夏の断片的な記憶はたくさんある。しかしToriisaki7山育ちの私にとって、多くは蝉の声が入っている。漁港の先端に立ち、夏空と海が後方に広がる弁天島の上に立つ鳥居埼灯台を目の当たりにしたとき、私の中にその一瞬が確実に刻まれた。島に架かる簡易な鉄製の橋を渡ってこれから灯Toriisaki1台に会いに行くと言う気持ちがそれを盛り上げたとも言えるが、蝉の声は聞こえていなかった。(写真左2番目)。

島に渡ると、急な階段の上に灯台が見える(写真右3番目)。階段近くには何という名前だろう?アザミに似た紫の花が咲いている。一気に駆け上り島の上に立つと、夏の熱い海風を受けて、更に夏が私の中にしみこんできた。島には岩肌Toriisaki6も緑の部分もあり、まるで秘密基地のようである。島の奥側(灯台の反対側)に立つと、灯台の後方に白神山地に続く枡形山などがくっきりと見えるが、左手を見ても、津軽半島方面は手前の山で遮られて見えない(写真左3番目)。それにしても本当に澄み切った夏空である。島の反対側には危険な岸壁の箇所もあり、島から少し離れた海上には、白波が立っているところもToriisaki5あり、よく見ると海面部の岩礁であった(写真左下)。もう一度灯台を振り返って見てみると、ドアだと思ったガラス部分には、ちゃんと照射灯が設置されており、その岩礁を照らすようになっていた。

灯台の初灯は昭和41年と比較的新しいが、新しいと言うよりユニークな形状であり色である。赤と白の灯台は、同じ青森県の高野埼灯台もそうであるが、お城の窓のように空いたToriisaki4模様の囲い部分が白く、高野埼灯台とは全くイメージが異なる。ツートンの灯台は降雪時のためかもしれないが、夏のその姿は、より強い印象を与えてくれる。Toriisaki3

夏を全身に感じながら、もう一度島の上を行けるところまで移動して、いろんな角度から灯台を見てみた。おもちゃの様に見える一面もあれば、精悍な顔つきも見せてくれる。岩肌が大きく写り込み、後方の山々が写り込んだ写真は、全身で夏を感じながら訪れた鳥居埼灯台を表現しているようで、一番のお気に入り写真となったのである(写真左下)。

Toriisaki2_2

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