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2013年3月 4日 (月)

樫野埼灯台(和歌山県)

Botantoudai今回は、潮岬灯台と同じく、本州最南端の和歌山県串本町に立つ、樫野埼灯台Kashinosaki1(写真右上)を紹介する。潮岬灯台は、台風情報などのニュースでもよく登場するが、樫野埼灯台は、そう言った意味ではあまり知られていない。しかし、トルコ軍艦船遭難や救助の地として、或いは幕末時に認められた8灯台の1つとして、また本邦初の石造り灯台として明治3年に点灯された歴史ある灯台として有名である。更に景観も素晴らしい場所であり、観光地として訪れる人は多い。

Kashinosaki7chizu_2串本大橋によりつながってはいるが、紀伊大島に立っている(地図左上:Mapfanより)。ループ橋で渡る串本大橋の周辺にも、小さな灯台が点在しているが、梶取埼灯台の記事でも書いたように、今回は大きな灯台に訪問を絞っていたため、立ち寄ることは諦めて、遠方からの写真撮影だけを行って樫野埼灯台へと車を進めた。年明けの暖かい日であったが、バイクが多いのに驚いた。やはり温暖なのであろう。自宅の三重県北西部を出発したときには雪も降っていたが、こちらは気温こそ低いが、暖かい日射しを感じられKashinosaki6る。

きれいな無料駐車場も整備されていて、出入り口では小さな露店の販売所もあった。車を止めて灯台に向かって歩き始めると、トルコとの友好のモニュメントや記念館などもあり、更にはトルコ絨毯の制作販売の店もあった。何気に立ち止まっKashinosaki8て、絨毯を眺めたが、好みの柄もあり、『入り用になったらここまで買いに来るのも有りだな・・・』などと予定にすらない事まで考えていた。予想以上に駐車場から灯台までは距離があったが、整備された広い道は何も苦労はない。大きな有名な灯台巡りではいつもと違って、道無き道や山道をさまよい歩くことはない。本当に景観だけを楽しみながら、巡ることが出来る。『たまにはこう言ったスタイルも良いな~』などと考えながら進むと、正面に灯台が見えてきた。Kashinosaki3

灯台を囲む塀の周辺には水仙が咲いていて(写真右2番目)、広がる海原を背景に太陽の光が眩しい。灯台の灯塔はそれほど高くないが、見晴らしの良い埼の上であり、海面高は47メートルである。門を通り敷地内に入ると、灯台の左側は大きな木で見えない(写真左2番目)。左の敷地に回り込むと、なんと、木で隠れていた部分には、らせん階段が設置されていて、上Kashinosaki9れるようになっていた(写真右3番目)。『と言うことは、既に登れる灯台を訪ねてみませんか?の記事でまとめた15基が16基に増えると言うことなのか?』 景観や灯台を味わう前にそんなことを、あれこれと考えてしまった。らせん階段はオモチャのような作りとなっていて、まずは上ってみることにした。少し上っただけなのに目線が変わると風景は一変する。キラキラ輝く海面からそり立った埼の形状がよくわかり、埼の上に咲く水仙も違って見えた(写真左3番目)。Kashinosaki4

灯台の塀の外側を歩くと敷地内から見える灯台とは少し異なった雰囲気で灯台を味わうことが出来た(写真右下)。小さな休憩所からは、ちょうど太陽と海原を背に灯台を見上げる事ができ、そこにはバイクで訪ねた二人がのんびりと灯台を見あげて休憩していた。なぜか微笑ましい気持ちになり、『次回来るときは、俺もバイクにしよう・・・』などと考えつつも、『真夏と真冬はあり得ないな・・・』などと考えKashinosaki5ていた(写真左下)。

正月過ぎと言うこともあってか、観光客は多い方だと思う。写真を撮るときに人が写らないように待つ時間がかなりあった。のんびりと大きな灯台だけを巡ろうと決めていたからこそ持てる余裕であり時間なのであるが、時間があると色んな事を考えてしまうものだな~と改めて気づかされる灯台巡りでもあった。

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