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2013年4月

2013年4月24日 (水)

私が灯台を巡るワケ

Botanomake 前回のブログ更新も遅れたが、今回も遅れている。私的な言い訳であるが、ここのところ何かと多忙で、灯台巡りに出かける時間が持てない。灯台を訪ねていないと、新たな記事をアップする気になれないのである。まだ記事にしていない灯台も多数あり、ネタIsozukouminami02が尽きたと言うわけではない。ただその感情と言うか、灯台巡りを楽しむ心の盛り上がりが無いと記事をまとめにくいのである。

灯台を巡ったときの感情、心の盛り上がりと書いたが、それがどんな物なのか?と問われると、おそらく私が灯台巡りを続けている理由につながると思う。そこで、今回はおまけ話と言うより、私が灯台を巡る理由をまとめてみることにする。と言うことで、今回はつまらないおまけ話の記事です。

Joujinmisakiyamahousi2006年4月にこのブログを始め、最初に『灯台巡りへの経緯』や『灯台にある物とは?』で灯台巡りを始めた理由などを語りました(今読み返すと照れますが・・・)。確かにここで語った理由で灯台巡りを始めたのですが、現在続けている理由は別の所にあると思っています。2009年の6月に『もう一度初心に戻って』と言うブログ記事を、自分に宛てて灯台巡りへの思いをまとめました。ここで書いたように、私は決して灯台その物に惹かれているわけではありません。「この灯台は、第〇灯で、〇レンズを使用し・・・」などと語る気持ちも無く、その知識もありません。また、一つでも多くの灯台を巡り、それKawajirimisaki1を並べて悦に入りたいわけでもありません。ただ灯台が立つ風景を求めて、気ままに旅がしたいのです。

心のどこかに、originalityを求めていることも否定しません。誰もが訪れる観光地よりも、誰も見たことが無いであろう景色を訪ねOkinoshima3てみたいと思います。そんな時に、ただ当てもなく彷徨うのではなく、灯台と言う目的地を持って訪ねているのです。このことは何度も書いてきましたが、人工産物にして自然の景色の中に、灯台ほど溶け込んでいるものは無いと感じています。つまり灯台が立つ風景は、私にとっては一つの観光地なのです。であるなら灯台の立つ風景を訪ねる過程で、そこでしか味わえない景観、オリジナリティのある景観はたくさんあるわけですから、それも一緒に楽しんでしまえ!と言うのが私の灯台巡りのスタイルで有り、醍醐味なのです。

観光地に立つ灯台もあります。そして観光地に近い場所に立つ灯台もあります。しかしほとんどの灯台は、誰も訪ねることの無いような岬や埼の木々に囲まれた場所に立っています。そしてそんな灯台から眺める海原や、そこに沈む夕日に昇る朝日、そして波打つTenjinsakimaruyama3岩肌などの景観はオリジナリティにあふれ、間違いなくオンリーワンなのです。

(写真)右上:磯津港灯台の冬の景色:右後方は四日市の石油コンビナート(三重県)、左上:常神岬灯台へ続く山道の途中に咲いていたヤマホウシ(福井県)、右中:川尻岬灯台への道(山口県)、左下:館山港沖島灯台前の海岸(千葉県)、右下:天神埼丸山灯台(和歌山県)

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2013年4月 4日 (木)

チコギ埼灯台(秋田県)

Botantoudai最近灯台巡りに出かける機会が持てず、そのためにブログの更新も遅れてしまいまChikogichizu1した。およそ一ヶ月ぶりの更新となりますが、まだまだ続けていきますので、少しでも灯台に興味がある方は、よろしくお願いいたします。今回は青森県との県境近くに立つ秋田県のチコギ埼灯台を紹介します(地図右上)。

さて、カタカナで表記された地名があると、どうしてもその由来を考えてしまう。以Chikogi1愛媛県のカヤトマリ鼻灯台でも同様のことを書いたが、単に漢字では煩雑なために、カタカナとしたのかもしれないし、なにか由来があるのかもしれない。いずれにしても、訪れたときに現地の方に尋ねられなければ、戻ってからの答え探しは難しい。今回のチコギ埼も、訪ねる前から由来が気になっていたが、日没前のチコギ埼には、誰もおらず尋ねることもできず、結局戻ってからもわからなかった。もしご存知の方がみえたらお教え願いたい。Chikogi2

この日巡る最後の灯台であるチコギ埼に到着したのは5時頃だった。真夏と言うこともあり、まだ夕暮れには時間があり、昼の日射しであった。広い駐車場が、木々で見晴らしを遮られれた場所にあったが、そのまま木々の間から海側に通じるChikogi3道に車を進めてみた。すると正面に灯台の立つ草むらの平地が、広がっており、何とも開放的なその雰囲気にすっかり魅了されてしまった(写真左上)。写真撮影の邪魔にならないように、遠くに車を止めてその雰囲気を楽しんだ。灯台の右横から見上げると、草木の緑、空と海の青、そして灯台の白のコントラストが素晴らしい。これまで何度となくお目にかかった三色のコントラストであるが、いつでも新たな感動を味わわせてくれる(写真右2番目)。左側に回り太陽の光を正面に感じてChikogi4も、その感動は同じであった(写真左中)。何周回っただろうか?灯台を見上げながら広い埼の草むらをぐるぐると歩き回っていた。

ようやく陽の光が朱に染まり始め、もう一度カメラを向けてぐるぐると歩き回った(写真右3番目)。残念ながら西の水平線には雲がかかっており、水平線に沈む太陽Chikogi5を背景の写真は難しそうであった(写真左下)。しかし、日没が見られなくても、既に十分満足していた。頭上には雲の無い青空。この夏空の下、夏色を与えてくれた大戸瀬埼灯台、少年の心に戻してくれた鳥居埼灯台、寂しさに似た旅愁を与えてくれた艫作埼灯台。本当に思い出深い灯台巡りの一日だった。

白神山からつながる、チコギ埼。高台の埼から見下ろす日本海。私はすっかりこの地の虜Chikogi6になってしまった。それにしても、周辺に居住区が無いためなのかもしれないが、本当に誰も居ない。この日の宿泊地は能代で、明日は早朝から秋田県の一番南(実際には山形県にまで踏み込んだのであるが)まで移動して、そこから北上して灯台を巡り、最後に一番楽しみにしていた入道埼を訪ねる。そんな予定までぼんやりと考えながら、灯台の後ろ姿を眺め続けていた(写真右下)。

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