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2014年1月

2014年1月31日 (金)

伊王島にて(長崎県)

Botantoudai2013年夏に、陸続きで巡ることができた長崎県の灯台の中から、最も楽しみにしてIoujimaaroundchizu1訪ね、そして最も印象深かった伊王島灯台を紹介するが、今回はその前に伊王島灯台を訪ねるまでの行程や周辺を紹介して、次回伊王島灯台を取り上げたいと思う。伊王島は長崎県の南寄りにあるが、長崎湾に面しており長崎市に近く、訪ねるのは比較的容易である。余談となるが、この南側に高島、中ノ島、そして軍艦島と続くのである。(地図右上:Mapfanより)。そう言った意味でも、以前紹介Ioujimaaround6した樺島灯台に比べると観光色は強く、更に伊王島が観光レジャー地となっており、訪ねる人は多い。

北から海に沿って202号線を南下した自分は、女神大橋を渡り、長崎市内は通過せずに、そのまま南に進んだ。三菱重工業の工場を見下ろす形で車を進めると、やIoujimaaround7がて伊王島大橋が架かる大中瀬戸にたどり着く。名前こそ伊王島大橋であるが、架かっているのは沖之島である。この沖之島と伊王島とは、短い道橋でつながっているのでわかりにくいが、別々の島である。まずは、伊王島大橋の近くに立つ灯台を撮影すべく沖之島に立ち寄った(写真左上と右二番目)。離れていて名称ははっきりしないが、大中瀬戸南灯台だと勝手に思っている。暑い日射しがふりそそぐ中、若い女性二人が、写真を撮っている私の横をレンタサイクルでIoujimaaround5駆け抜けて行った。暑さは半端ないが、それでも楽しそうに話しながら移動しているその姿に、素直に「若いって素晴らしいな」と感じたのは、歳のせいだろうか。

車に戻り、道を進むと知らぬ間に橋を渡って伊王島に入っていた。更に灯台に向かって車を進めると、右手に広がる公共の駐車場を過ぎた登り坂の手前で、交通整理Ioujimaaround4のような警備員が立っていた。『申し訳ないです。夏期はここから先は車は入れないですよ』と謙虚な姿勢。警備員が、規則を後ろ盾に横柄な口調で指図する対応を嫌っていた自分も、素直にならざるを得なかった。『わかりました。そこの駐車場に駐めて歩きですね』と言うと、親切にも少し戻った総合案内所で自転車が借りられるから、それを利用しては?と提案してくれた。車をIoujimaaroundchizu2本当に広い駐車場に駐めて、案内所へ向かおうとして、ふと北東に目をやると小さな島に立つ灯台(標識灯?)が目に入った(写真左2番目と右3番目)。広瀬と地図には載っている小さな島である。駐車場から海岸に出て、写真を撮ると、吹き出す汗を拭いながら総合案内所へ向かった(地図左3番目:国土地理院より、①が駐車場。②が灯台である)。

冷房の効いた室内は別世界である。一気に汗が消えていくのを感じつつも、早速電動アシIoujimaaround3スト付きのレンタサイクルを借りることにした。坂道手前で、警備員に『借りてきたよ~』と声をかけると、『お気をつけて~』の返事。世の中の警備員が皆、こうであれば良いのに。

電動アシスト付き自転車(写真右下)に乗ったことのない自分は驚きだった。内側変速機に加えて電動アシストは、原付バイク、いや、ヘルメットなどの着用を考えIoujimaaround1れば、それ以上の便利さではないか。とにかくすいすいと坂道を登っては下り、また登っては・・・と移動する間に伊王島灯台の入り口に着いた。少し前に私の横を通り過ぎて行った若い女性が、電動アシスト付きだったのだろうか?などと、おじさんぽい事を少し考えてしまった。ここから先は自転車も禁止である。施錠してゆっくりと歩き始めると、すぐに目の前に海が広がり、下っていく埼の先に白亜の灯台が輝いていた(写真左下)。私が灯台に出会うときに一番嬉しいパターンである。次回伊王島灯台をまとめます。

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2014年1月 2日 (木)

大碆鼻灯台(長崎県)

Botantoudai今回紹介するのは、長崎県の平戸、生月島の最北端に立つ大碆鼻灯台(おおばえOobae02はな灯台)である(写真右上と地図左上:Mapfanより)。既に紹介した生月長瀬鼻灯台 では、猛暑の中でかなりの距離を歩いて訪れたが、その間まったく人に出会わなかった。しかしここ大碆鼻灯台は、観光地と言うことも有り、広い駐車場も整備されていて、多くの人が訪れていた。

Oobae06cnizu長瀬鼻灯台の記事にも書いたが、生月島の景観を楽しむなら、西側の道を走るべきである。新たに農免道路として開通した道は整備され気持ちよいだけで無く、右手に岩山、左手に海岸線を楽しんでドライブができる。島の北端である大碆は、その景観が壮大で有り、このため観光地になっていると言える。特に「塩俵断崖」と呼ばれる、塩俵状の岩が連なって形成された断崖は有名で、大碆鼻灯台の少し南西手前に、ここを見るスポットが有り、横に広い駐車場も整備されていた。Oobae01

私が車を止めてその断崖にカメラを向けていると、後ろから声をかけられた。『写真を撮るなら、あちらの奥がいいですよ』 60-70歳くらいの女性が、駐車場から少し南側の草原を指さして教えてくれた。紫色のエプロンをした女性は他にも数名いて、駐車場の南側に建てられた簡易のテントで、アイスクリームやジュースなどを販売していた。「ありがとう。行ってみますよ」と返事しながら、まずはそのテントに近づきソフトクリームを買うことにした。同年代の女性が5名ほどで販売していた。『今日は特に暑いかOobae05らね~』と交わした会話から、三重県から来たことや灯台を巡っている話など会話が続いた。ここを訪ねるのは家族連れか高齢夫婦が多いらしく、中年男性一人というのは珍しいそうである。まっ、当然かも知れないが・・・。そんな話をしている間にも舐めていないと、どんどんソフトクリームは溶けていく。結局ソフトクリームはテントで立ち話をしている間に無くなった。教えられたスポットに向かい、カメラを構えると、確かに角度も良く見事な景観を呈していた(写真右中)。車に戻ろうと歩いOobae03ていると、テントから『灯台からの帰りに、また寄ってね~』と年齢以上の黄色い声をかけられ、右手を上に突き上げて答えてしまった。

大碆鼻には下と少し登った所の二カ所に駐車場がある。下の駐車場は驚くほど広いが、楽を選んで上の駐車場に車を止めた。人の姿がどの角度からでも目に入る(写真左中)。灯台としてはそれほど大型ではなく、照射灯が着いている程度なのだが、登れる様になっていた。何Oobae04度か紹介したが、登れる灯台として、ここは含まれておらず、ただ展望台として付いているのである。もっとも観光客には好評のようで、ほとんどの方がここを登って景観を楽しんでいた。照射灯が照らす海上の岩礁の遙か向こうに、かすかに風車の姿が見える(写真右下)。的山大島である。島の多い長崎県で、船を使って灯台巡りをする日はいつになるだろうか?などと考えながら、人のいないチャンスを待って灯台の写真を撮った(写真左下)。

この日は本当に暑かった。帰りに約束通り立ち寄った紫のエプロン女性のテントで飲んだジュースは冷たく喉にしみた。その感触は今でもしっかりと残っている。

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