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2015年5月

2015年5月20日 (水)

神島灯台 再訪(三重県)

Botantoudai_2 三島由紀夫の潮騒の舞台、地元三重県の神島へ、GWに再訪問した。渋滞とならない早朝に出て、連絡船で渡って、島を散策して、午後2時までには自宅に戻れる。GWに外出の予定を入れない私には嬉しい、お手軽なお出かけである。

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実は前回も、同じようにGW期間の晴天の日に訪ねた。しかし前回は霞が強く、せっかくの伊良湖水道を挟んでの伊良湖岬灯台が見えなかったのである。今回こそは、神島灯台と遠くに伊良湖岬灯台が写る写真を撮りたい自分は、そのことばかり考えながら連絡船に乗り込んだ。

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連絡船は、以前より速くなった気がする。イルカのように進み、かなり揺れるが、横揺れでは無く、ジャンプを繰り返す様な感じで海面を少し飛んでいるように感じられた。いつしか、本当にイルカになったような気分で、水面から浮き上がって体が宙に浮く瞬間が待ち遠しく感じられた。ちなみに縦でも横でもGのかかる絶叫系は平気だが、無重力になる乗り物は苦手で、船旅は苦手なはずなのだが・・・。

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朝一番の便は、乗客もまばら。島に着いても散策に向かう人はほとんどいない。私は、今回も港から左周りで島を歩き始めた。最初に急な坂道を登り続けると八坂神社に出る。ここを過ぎてしばらく灯台に向かって歩いていると、正面に伊良湖岬が見えてくる。なんと今回は、はっきりと見えるではないか!! 灯台が確認でき、思わず歓喜の声をあげてしまった。写真に加え、スマホで動画まで撮っている自分だったが、ふと考えてしまった。前回訪ねたときには、まだスマホで動画・・・と言う行為はなかった。「写メル」って行為だけだった気がする。そんなに昔だったのか?それとも時代の変化が速いのか?どちらでも良いことを、こんな時に考えてしまった。

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神島灯台の正面から、青空を背景に写真を撮り終えると、今度は、下がれる後方ぎりぎりまで草木に入り込んで、神島灯台と伊良湖岬灯台が写るアングルを探した。伊良湖岬灯台側であれば、後方に下がれるスペースも有り、間違いなく望遠レンズで遠近差を消して二つの灯台を撮るのだが、こちら側からでは広角で狙うため、象と蟻と言った大きさの違いとなる(写真右3番目)。それでも両灯台の写真が撮れて、私は満足だった。

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その後、神島散策を続け、山道を歩いて有名な観的哨や海岸線の景観を楽しんだのであるが、海岸を見渡せる休憩所に一人の青年が座って本を読んでいた。先ほど灯台で私を抜いて先に進んでいった青年である。まさか?と思ってそれとなく近づいて見ると、表題は手で隠れているが、三島・・と読み取れた。たぶんおそらく、神島に渡って、舞台を歩いてから、もう一度『潮騒』を読み返しているのであろう。他に多くの過ごし方もあるであろうGWを利用して潮騒の本と舞台を味わう青年。その若さと素直さと実行力が、羨ましくも有り、恥ずかしくも感じた。

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私はと言えば、鳥羽港に戻って、海鮮定食を食してから自宅に戻ったのである。

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2015年5月 4日 (月)

玉江港灯台(山口県)

Botantoudai_2「ようやく!」と言っていいくらい灯台巡りに出かける時間が久しぶりに取れた。他の予定に組み込む形で時間を入れて出かけたのだが、理由はともかくも、久しぶりの灯台巡り

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に、気持ちが高まって、雨を呼び込んでしまったようである。あいにくの天気の中、山口県萩市にある玉江港灯台を訪ねた。雨滴がレンズに付くような雨風だったが、写真は修正せずに掲載させていただきました。

新幹線で新山口まで。そこからレンタカーだが、高速道路(現在は無料区間)もあり萩までは随分近く感じた。訪ねたその日は萩市近郊の灯台巡り。一泊して翌日は萩市内観光と島根県境の灯台巡りと考えたが、初日が風雨で翌日は晴天。天は私を見捨てたとのか助けたのか?

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今年はブームとなっている萩。駅周辺や道路を移動していても、大河ドラマとコラボした看板が目に付く。萩市内をぐるっと車で巡った後に、西側に立つ玉江港灯台を目指した。久しぶりの灯台巡り?ってことで勘が働かなかったのか、随分遠くに車を止めて、雨の中歩いて灯台の立つ海岸を目指した。海岸に出ると橋本川を挟んで後方には萩城跡がある指月山が見える(左下地図)。

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灯台は、小さな岩山の上に立っている(写真右下)。遠くから気づいていたが、登り口には鳥居があり、灯台の奥に祠があるのが見える。近づいて驚いた。「厳島神社」なのである(写真左上)。赤い鳥居、赤い祠、そして赤い灯台。ふと京都府に立つ三津港島堤灯台を思い出した。確か同じような赤い小さな灯台で岩山の上に立っていたはずである。

祠にお参りしてから、灯台の写真を撮ったが、風雨が強く、傘をさしても雨滴がレンズに付く。

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灯台巡りでは、滅多に雨に降られない自分なのだが、久しぶりの灯台巡りの喜びが勝ったのか、厳島神社のご利益なのか、楽しくて仕方なかった。

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少し岩山から離れて、萩市内方面に目を向けると、風雨に霞んで歴史ある町並みが広がっている。高い建物がなく、街全体が平坦に見え、そのわずか上空を雨雲が漂っていた。何かしら重いものを感じ、翌日晴天の中萩市内を散策した夏みかんの景観(写真左中)より、この時の情景が心に残っている。

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