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2020年4月

2020年4月14日 (火)

江崎灯台(誰にも会わない灯台巡り)兵庫県

Botantoudai_2_20200414201401随分と久しいアップだ! 今、世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされている。なぜそんなときに灯台巡りのブログをアップ? ここ数年仕事の負担と、プライベートな事情で灯台巡りはめっきりと減った。しかし続けてはいる。ただ年に数基の灯台しか訪ねられないからこそ、できる限りまだ訪ねていない灯台を目指している。当然遠方の灯台が多く、なかなか訪ねにくく、結果として記事が書けなEsakisakura06 かったのである。で、今回は再訪問である兵庫県淡路島の江崎灯台をアップする。その理由は、3密(きっと今年の流行語大賞クラスの周知である)が新型コロナウイルスの感染拡大防止に求められている状況。必然的に外出の機会も減る。人に会わずにとりあえず休日を楽しみたい!・・・灯台巡りしかないじゃない!って感じで、一人車を飛ばし(サービスエリアに立ち寄ることもせず、誰にも会わず)一気に江崎灯台を訪ねたと言うのが理由である。更に、桜が満開のはず(今年花見も多くの地域で自粛だった)であり、桜を入れて灯台の写真が撮りたかったのである。

江崎灯台まで、数年前に比較すると更に近くなった。ほぼ新名神がつながり、私の住む三重県亀山からだと、3時間程度である。更に自粛のためなのか、マイカーが少なく、物流トラックが中心。流石、彼らは不必要な右車線走行もないため、順調に走れる。4月最初の週末(この週明けに緊急事態宣言が発出されたのだ)、うららかな日差しの中、誰もいない江崎灯台に着くと、阪神淡路大震災の爪痕が残ったEsakisakura04階段を駆け上って、灯台後方の広場に出た。予想通り桜は満開である。

Esakisakura03 ウグイスの鳴き声が響く静寂の中、いろんなことを思い出した。はじめてこの地を訪ねたとき、夕暮れのこの地を訪ねたとき、明石大橋の対岸から、この灯台の光を撮影したときなど。そして時間が流れた。予想もしなかった、新型コロナウイルスの脅威。誰もが、この時期TOKYOU2020オリンピック・パラリンピックに向けて盛り上がる興奮を抑えていたに違いなかった。開業医である私も、ここ数日の間に何度も、発熱患者様で疑いのある方に対応するため、防護服、防護マスク、防護シールド、手袋で診察室を出て車越しに診察することもあった。

いったいどうなったんだ!って多くの人が不安に押しつぶされそうになっている。しかし灯台に来て、その姿を見ると、人間だけが慌ただしく、愚かだと思えてくる。誰も言わないが、形こそ変化すれウイルスは人類よりずっと先に地球上に存在してきた。そんな地球を、自然を、我Esakisakura02が物の様に破壊してきたのは人間だ。地球が、いや、この世界が怒っているようにも思う。

Esakisakura01 その反面、この世界は優しさにあふれているとも感じた。桜は咲き誇り、ウグイスは自慢げに鳴いている。この自然に、世界に目を向け耳を傾けたら、優しさは至る所から感じられた。今一度、人は小さな存在であると言うこと自覚しなくては・・・

そんな、哲学者にでもなったようなことを思っている間、結局誰一人として灯台を訪ねる人はいなかった。つまり誰にも会わずに、目的を達成できそうだ。コンビニも寄らないために持参したお茶を飲み、駐車場のトイレで用を足し、しっかりと手洗い、アルコール洗浄をして車に乗り込み三重Esakisakura05 に戻ったのである。ここまで誰にも会わなかった灯台巡りは、ある意味初めてかもしれない。

 

 

 

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