再訪:蒲生田岬灯台(徳島県)
前回同様の書き出しとなるが、随分久しぶりの更新だ。これも同じで、コロナは未だ終息どころか収束もしていない。
開業医である私も、前線で戦っていただいている医師とは全く異なるがいろんな形で振り回されている。ここへ来てワクチン接種の対応にも医師会として行政自治体と共に頭を悩ませている。そんな中今回更新するのは、既に訪ねた 徳島県の蒲生田(かもだ)岬灯台である。灯台巡りを始めて比較的初期に訪ねており、今回再訪して前回と異なる点もあったが、車でたどり着く道順は相変わらず悩ましかった。
第2波と言われた2020年の夏に、人と接触しない様にずっとマイカーを運転し、宿の人とコンビニ店員以外話すことも無く巡ったのだが、マイカーであり他府県ナンバーである。徳島ナンバーばかりの中注目をあびてると感じたのは、気にし過ぎだったのだろうか?
暑い日差しの中以前と同じ駐車場に駐めると、灯台に向かう道の海岸寄りに、『かもだ岬』と掘られた石版、そしてハート型のモニュメントが目に入った。急いでネットで調べると、「恋する灯台」と称されたイベントでここも選ばれ、それを記念して作られたモニュメントだった。ハートの中でカップルが記念写真撮るのだろうが、他の人がいない確率の方が高く、シャッターを頼めないはず。であればせめてカメラやスマホを乗せて撮れる台も設置すべきでは?などと親心で見ていた。
灯台に続く道から伊島が左前方にみえる。きっと天気のせいだろうが、前回より近く感じられた。急な階段を上って岬に上ると変わらない姿がそこにあった。ただ前回修理中だった柵は完成して、のぞき込むと崩れ そうな岩肌がコンクリートで固められていた。
前の記事でも書いたと思うが、四国の最東端である。何となく鳴門海峡か?と思いがちであるが、地図で見るとよく分かる。とは言え、この日この時間に訪ねた人は私以外に2人だった。
まだ訪ねていない灯台に行きたいと思いつつもここに行こうと何故考えたのかはっきりしない。ただ小さな点灯式の灯台であってもその立地は230度ほど海に囲まれた岬であることが一因だったのは間違いない。前回訪ねたときに近くの阿南市で宿泊したときに体験した多くのエピソード、そしてその時関わった多くの人との思い出は、このコロナ禍だからこそ思い出さずに はいられなかった。
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