灯台のイメージを尋ねると、らせん階段を登って、見晴らしが良い・・・と言った答えが時に返ってくる。観光地に立つ灯台を訪ねた経験から、そう言った答えが出るのであろう。しかし、日本に3000基以上ある灯台の中で、登れる灯台は、たった15基しかないのである。登れる灯台は、主に観光地に立っており、周辺の景観も良いという意味では、代表的な灯台と言えるかもしれない。ちょうど前回のブログで秋田県の入道埼を紹介しており、灯台に興味が無い人でも、登れる灯台なら訪ねる機会があると考えて、今回まとめてみることにしてみた。
まずは、15基の名前を挙げましょう。・秋田県の入道埼灯台 ・福島県の塩屋埼灯台 ・千葉県の犬吠埼灯台 ・千葉県の野島埼灯台 ・神奈川県の観音埼灯台 ・静岡県の初島灯台 静岡県の御前埼灯台 ・三重県の安乗埼灯台 ・三重県の大王埼灯台 ・和歌山県の潮岬灯台 ・島根県の出雲日御碕灯台 ・山口県の角島灯台 ・宮崎県の都井岬灯台 ・沖縄県の残波岬灯台 ・沖縄県の平安名埼灯台 の15基です。私の住む三重県では、比較的近い距離に立つ2基の灯台が登れる灯台なのです。
まだ15基全てを制覇しておらず、登れる灯台を語るには時期尚早かもしれないが、是非近くに行かれたら立ち寄って欲しい気持ちを込めてまとめてみる。訪ねた11基の中で、『私の灯台巡り』でまだ記事にしていないのは、三重県大王埼灯台だけである。和歌山県の潮岬灯台は、灯台の立つ風景として訪ねた経験が無いため未訪問としました。更に11基訪ねたのに、登っていない灯台が3基もある。塩屋埼灯台は強風のため、御前埼と安乗埼は灯台の立つ風景を求めるために、いつも時間外に訪ねているからである。(三重県の大王埼は、地元であるが故に写真にこだわっており、未だ納得できる写真が撮れていないため記事にはしていないのである) それでは、訪ねた灯台を簡単に紹介します。
・秋田県入道埼灯台:男鹿半島の先端に立つ男らしい灯台。周辺の景観は素晴らしい。ツートンにも関わらず風景に溶け込んでいる。
・福島県塩屋埼灯台:是非記事を読んで欲しいが、強風のため登れなかったこともあり、必ず再訪したい。
・千葉県犬吠埼灯台:観光の名所。対岸の長崎鼻一ノ島照射灯からの景観が好きである。
・千葉県野島埼灯台:歴史ある灯台で、遠景からの姿がきれいである。が、私が訪ねた時の思い出は最悪であった。
・神奈川県観音埼灯台:歴史ある灯台。高い灯塔ではないが、歴史も古く、灯台の大御所的存在。
・静岡県御前埼灯台:いつも、景観を求めて訪ねるのは開館時間外ばかり。180度以上に広がる景観は壮大。
・三重県安乗埼灯台:景観に四角い形状が妙にマッチした灯台。灯台巡りの大先輩と偶然出会っていた地元三重県の灯台。
・島根県日御碕灯台:周辺の景観だけで無く、灯台の姿としての綺麗さでは、青森県の尻屋埼灯台 と争うと私は思っている。
・山口県角島灯台:遠く見える姿も、近くから見る姿も素晴らしい。御影石で出来た灯台が周囲の景観に映えて雄大である。
・沖縄県残波岬灯台:遠くからその姿が見え、近づくとスリムな姿が、荒々しい景観の中にそびえている。
・三重県大王埼灯台:町全体が絵画の町として有名。灯台の姿も風景に溶け込み素晴らしい。地元だけに写真にこだわり、納得がゆく写真が撮れていないため、まだブログでは紹介していない。
以上、まだ制覇したわけでもないのに、訪ねた11/15基の灯台だけを紹介してみました。灯台に興味がなくても、観光地に立つ登れる灯台は、その景観だけで無く、灯台そのものも歴史的にも安全上でも重要な灯台であり、是非近くまで行かれたら立ち寄って、灯台の立つ風景、そして灯台に登って見える景観を楽しんでいただきたい。
私自身も、できるだけ早く残る4基を、そして登れていない灯台3基をもう一度訪ねたいと思っている。
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