経ヶ岬灯台(京都府:再訪)
10月末にまとめた記事が手違いでアップされていなかったため、前回記事から間が空いてしまった。今回紹介する灯台は、有名ではあるがここでは再訪であり、記事内容も乏しくなってしまった。本来なら「おまけ」に分類すべき内容かもしれないので、先に謝罪しておくことにする。
京都丹後半島の経ヶ岬灯台である。前回の訪問時は曇天で、厚く低い雲に圧倒された(それなりに自分は気にいっているが)写真であったので、今回は快晴が続いたシルバーウイークに青空が背景の写真を求めて向かったのである。今年のシルバーウイーク、東海地方は見事な晴天であったため、この日思い立って経ヶ岬を目指したのであるが、さすがに多雨の丹後半島。近づくにつれて雲が覆い始め、青空もあったが晴天とは言えなかった。
今回は、連休中のドライブであり、渋滞を避けるために、自宅を早朝に出発して午後3時までには自宅に戻る計画で、三重県から北に滋賀県に入り、琵琶湖の東側から日本海に出て、若狭自動車道を西に進むルートを黙々と運転し、午前10時半頃灯台に到着した。駐車場からは灯台が立つ岬まで山登りである。ちょうど同じ頃到着した家族連れ6人、バイカー3人の後ろから出発したのであるが、歩くのが遅い!! 更に横に並んで歩くため、追い抜くのにひと苦労である。バイカーのおじさん(たぶん私くらいの歳)が、私が抜いて行った後ろ姿だけを見て、『やっぱり若い奴は違うのー』と声を発した。若いと言う形容で、私の足は更に軽やかになったことは言うまでも無い。
連休中のこの日。さすがに有名な灯台であり、写真を撮るためには、人が途切れるタイミングを待たなければならない。構図から人の姿が消えると写真を撮り、また別のアングルで待って・・・としている間に、追い抜いてきた家族連れも、バイカー達も灯台に到着し見学を始めたが、見学は短い時間だった。歩きながら見上げて一周すると、まもなく全員帰路についたようである。彼らが去った後に誰も居ない時間がしばらく続いた。おかげで着いたときより青空が少し広がった背景で灯台の写真が撮れた。ペットボトルのお茶を飲んでから、カメラリュックを背負って帰途についた。帰りは下りであるが、トレッキング用の靴を履いている私のペースは登り以上に速い。結局再び家族連れやバイカー達を追い抜くことになった。『二回も抜かれたぞ~』と、さっき灯台で写真を撮る私を見て、若くないことを知ったためか、嬉しい形容詞は省かれた声を聞きながら駐車場まで一気に歩いた。
帰る途中、バイカーを抜く前に思い出していたのであるが、前回訪ねた時に、次回は投光している姿を夜に訪れて狙いたいと感じ、このブログにもそう書いた気がする。灯台の後方上方から見下ろす形で灯台と共に日本海が広がる位置から撮影できる以上、是非とも狙ってみたいと今回も思った。しかし前回訪ねた時に、丹後半島を探索して、間人蟹(たいざ蟹)などの情報を得てしまっていた私は、冬の丹後半島を一泊で訪ねて、夜撮影した後、宿に戻って蟹を・・・などと考えてしまっていた。
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